東武野田線はなぜ「ファミマカラー」になったのか?由来は8000系の青ではない!?


こんにちは!
今回は東武野田線に関する記事を書いていきます。
東武野田線は今年度から導入される新型車両80000系のデビューに沸いていますね。80000系のイメージはこちらをご覧ください。
https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202404161247115gFjCdYsG3H5MfjtzUEqxQ.pdf
そんな80000系、カラーリングは10030/10050型,60000系のカラーを引き継いで、青色と黄緑色の組み合わせのカラーとなっています。この色、ファミリーマートのカラーリングそっくりだということで「ファミマカラー」などと呼ばれていますね(笑)ファミマカラーと話題になっていることを、ファミマが聞きつけたのか、ファミマは一度、2015年に野田線の10030型に車外広告を出しています。ファミマの夢のコラボ!なんて盛り上がった覚えがありますね。10030型が引退する前に、ファミマさんもう一度やっていただけませんかね?野田線の話題性が高い今もう一度やればバズると思いますよ(笑)
yukawanet.com
過去にはこんな記事までできています。



まあ、冗談はこんな所で、そもそもこの野田線のカラー、一体なんでこれが野田線のカラーになったのでしょうか。今回はそのことを見ていく記事にしていきたいと思います。

野田線の青は「フューチャーブルー」、黄緑は視認性確保

このカラーの由来は60000系デビュー時のプレスリリースに詳しく記載されています。現在は削除されてしまっていますが、waback machineを使えば見れますので、URLは貼っておきます。
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/f898e7573fee77ed8d6119b15fb09ae3/121106_1.pdf
ここに60000系のカラーリングについて、このように書かれれいます。

車体前面および側面には東武グループのグループロゴカラーであるフューチャーブルーを帯状に、ドア脇には視認性の高いブライトグリーンを配し、沿線の自然環境と調和したデザインとしました。

フューチャーブルーとは何なのかもこのプレスリリースに記載されています。

「Future Blue(フューチャーブルー)」は、「雲ひとつない宇宙まで透けて見えるような、抜けるような青空」の色であり、「青の中の青」といえます。このカラーは、たくさんの人々の安全・安心で、快適・便利な暮らしを支え続ける東武グループの「信頼性」や「包括力」、「期待感」を表しています。

フューチャーブルーというのは東武のロゴカラーです。東武鉄道は2011年7月にロゴを変更しており、その際のロゴのカラーに青色が使われました。その青を東武は「フューチャーブルー」と命名しています。このロゴのカラーを60000系や10000系に施したということなのですね。よく言われる「8000系の青色に寄せた」というわけではなく、東武のイメージカラーを用いたデザインであると、こういったことになりますね。当時、スカイツリーラインもオレンジと赤のカラーから、オレンジと青のカラーに変更したり、100系スペーシアにも青帯を入れたりと、このブルーを積極的に推す動きがありました。その一環なのかと思いますね。

そして黄緑については60000系デビュー時には視認性の良い色という説明しかされていませんが、東武アーバンパークラインのロゴが出来た2014年にこの黄緑の意味も追加されています。その際に黄緑はこのように説明されています。

線に数多く点在する公園を表すブライトグリーン

更に青と黄緑を合わせてこのような意味があると説明されています。

「広い空と緑あふれる豊かな自然の中で人々が共存していく野田線沿線を表現」

www.tetsudo.com
黄緑はアーバンパークの「パーク」の表現ですね。このような説明がされています。
最終的に、「広い空と緑あふれる豊かな自然の中で人々が共存していく野田線沿線を表現」したデザインとまとめるのが一番良いのでしょうね。

東武野田線のカラーリングにはこのような意味が込められているのです。
個人的に8000系も1編成ぐらいこのカラーリングにしても良かったのでは?なんて思っていましたが、似合わないですかね(笑)結局、8000系にはアーバンパークラインロゴが貼り付けられただけで、デザイン変更は行われませんでしたからね。ロゴ制定から10年も使うことになるならば、カラーリングを60000系に揃えれば、野田線のイメージアップになったのではないなとも思いましたが、まあ現在の青水色の方がしっくりきますかね(笑)

今回は野田線のカラーリングの由来に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!