こんにちは!
今回は東急電鉄に関する記事を書いていきたいと思います。
東急電鉄は今年度から大井町線に東急6020系の5両編成を導入することを発表していましたが、先日そのデビューの日程も公表されました。
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こちらのプレスリリースによれば、7/2(水)よりデビューするようです。今後、2027年度までに18編成を導入し、9000系、9020系を置き換えていくことになります。こちらの5両編成の6020系は、7両編成の急行用車両との識別のため、前面部に5両ステッカーを貼る他、ドア横に青色のステッカーを貼り付けるようです。こういった識別を行うということで、7両編成の車両との識別は比較的容易に行うことができそうですね。
今年の設備投資計画によると、6020系は今年度8編成が製造されるとのことです。8編成すべてが今年度中に営業運転に就くわけではないかもしれませんが、9000系、9020系はこれに近い本数が廃車になるのだろうと思います。ただし、9000系と9020系は15編成程度が西武鉄道に譲渡されることになっており、多くの編成がそのまま解体に回すことができない状況にあります。そのため、西武譲渡のため、今後も車体は維持する必要が出てきます。
それでは西武鉄道への譲渡ペースはどの程度になるのか?ということですが、こちらは西武鉄道のプレスリリースによって判明しています。西武鉄道のプレスリリースによれば、今年度は3編成を導入することとされています。8編成の6020系導入に対し、3編成の西武導入ですから、かなりの数が今年度営業運転を終了し、改造待ちになるということになるのだろうと思います。果たして、これらの車両は改造待ちの間、どこに置いておくことになるのでしょうかね?
東急9000系の改造は、東急テクノシステムと西武鉄道の武蔵丘車両研修場の2か所で行うことが発表されており、既に東急テクノでは9005Fが改造中となっています。おそらく、今年の7月以降に離脱する編成の一部は西武鉄道への改造が全く未施工の状態で甲種輸送が行われて西武鉄道へと譲渡される編成と、東急側で改造まで行った上で甲種輸送が行われる編成の2種類が出てくることになると思われます。改造箇所が2か所ということで、ある程度の改造スピードで行うことにはなりそうです。
しかし、それでも置き換えスピードに改造スピードが追い付く可能性は低いのだろうと思われます。それでは改造待ちの編成は一体どこに置いておくのでしょうかね?東急の恩田工場はそこまで広大なキャパがあるわけではありません。恩田工場は通常の検査車両に加えて、現在は東急8500系で解体されていない編成も数両存在していますので、大量の9000系を置いておくことができないのは事実だろうと思います。そうなると、一定数は長津田検車区で留置しておく可能性が高いのかなと思うところですね。長津田にキャパはあるのか?ということですが、以前目黒線向けの増結中間車などを一定時間留置していたこともありますし、現在も6020系が通常よりも2編成多い状態で留置されていますので、数編成程度ならば長津田に置いておくことが可能なのだろうとは思います。ただ、全てを長津田に置いておくのではなく、武蔵丘で改造する分の車両については、西武側に一定数を置いておく可能性もゼロではないのかな?とは思います。小田急8000形が改造が始まるまでの一定期間小手指にいたように、小手指車両基地などで一定期間留置し、改造を待つという可能性ですね。東急側で改造する車両は東急側で、西武側で改造する車両は西武側に留置しておくという可能性は高いのかな?とは思いますが、どのようになっていくのでしょうね。
6020系のデビューにより、ますます勢いを増していくと見られる9000系改造の動きですが、今後の動向に注目ですね。まずは現在改造中の9005Fがどんな姿になるのか、この点も気になる所です。
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