
こんにちは!
今回は西武鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。
西武鉄道では黄色の2000系が代名詞的な存在であり、これまで西武鉄道の代表路線である池袋線・新宿線の両路線で活躍していました。しかし、西武鉄道が2030年までのVVVF率100%を掲げているため、2000系は現在進行形でどんどん廃車が進んでいます。そしていよいよ池袋線から完全撤退をすることになりました。
新型車両の40000系が池袋線に優先導入されている関係もあってか、2000系は特に池袋線の編成が優先的に引退していきました。その影響で、池袋線の編成はどんどん数を減らしていき、現在は「西武鉄道創立110周年記念トレイン」の2069F、1編成のみとなっています。

西武鉄道創立110周年記念トレイン 2069F
この最後の1編成が10/15に池袋線を撤退することが発表されました。最後の1編成の引退ということなので、2000系は池袋線を撤退することが確実な状況となりました。主要路線の池袋線から2000系が撤退するとは、時代も進んだなと思いますね。

池袋線 黄色の2000系
池袋線の2000系はリニューアル車であったり、比較的後期に製造された編成も多かったため、中には池袋線を撤退した後、新宿線に転属して、他の2000系を置き換える編成もいました。近年まで池袋線に残っていた2000系はリニューアル車が多かったので、新宿線に転属しています。今回引退する2069Fもリニューアル編成ですので、新宿線に転属することになります。2069Fが新宿線に転属すると、復活するものが存在します。それがチョコバナナです。
2nd-train.net
チョコバナナとはいったいなんなのか?ということですが、茶色の2000系と黄色の2000系が連結して、茶+黄が組み合わさった編成です。(個人的にはチョコバナナというよりもポッキーだと思うんですけれどもね) 西武池袋線ではかつて8連+2連が連結した10連の運用が存在しました。そのため、池袋線で走る2069Fも黄色の2連編成と連結することもあり、それがチョコバナナと言われていました。ところが、2023年3月までに2連編成が全編成新宿線に転属しました。その影響で、池袋線において2000系の10連運用は消滅し、全ての運用が8連の運用となりました。そのため、上記のチョコバナナも見ることができなくなったということです。
しかし今回、2069Fは新宿線に転属します。新宿線では現在も2連+8連の10連や、2連+4連+4連の10連など、10連運用が現在も存在します。そうなると、2069Fが10連運用に就いた場合、2069Fと黄色2連が連結したチョコバナナも新宿線において復活することになります。池袋線の撤退により、見れなくなった姿を再び見ることができるようになるというのは面白い点なのかなと思います。
池袋線からの2000系引退は、西武鉄道が進めているVVVF100%計画が着実に進んでいることを意味しますね。2030年まで後4年、2000系の引退は意外とすぐそこなのかもしれませんね。
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