
こんにちは!
今回は特定の鉄道会社の記事ではなく、鉄道全般にかかわる記事を書いていきたいと思います。鉄道会社では今後避けられない問題が出てきます。その問題というのが2027年問題です。2027年問題というのは、2027年度末で蛍光灯の製造と輸出入が禁止となることで、各施設などが対応に追われることになるという問題です。蛍光灯が使われている施設・設備は多数ありますが、これらの施設たちは2027年度末を目途にLEDに交換しなければならないということになります。(現在生産している分の在庫はしばらく残ることで、即発売中止ということにはならないとでしょうから、必ずしも2027年度末で一斉に終了とは限りません。) 意外と目の前まで迫ってきている蛍光灯の製造・輸出入禁止ですが、特に様々な箇所で蛍光灯が使われている鉄道会社は現在対応に追われています。鉄道車両では車内の室内灯や、行先方向幕を使用している車両の行先表示器には蛍光灯が使われていますし、駅設備や車両基地などでも多数使われているでしょう。遅かれ早かれこれらすべてをLEDに交換しなければならないのでしょうね。LEDは寿命が長いので、一度交換してしまえば結構お得というのは言われますが、一気に置き換えるのは結構な負担でしょう。そのような問題に直面しています。
そんな蛍光灯禁止が、鉄道車両の行先方向幕に影響すると思われます。2027年頃に向けて行先表示器の車両は減るかもしれません。今回はそんな2027年問題と行先方向幕の関係について見ていきたいと思います。
行先表示器の仕組み
まず行先表示器の仕組みですが、簡単に言えば、行先が載っている紙を後ろ側から蛍光灯で照らして目立たせています。行先方向幕が光って見えるのは、蛍光灯で後ろから照らしているからなのですね。このように行先方向幕と蛍光灯は密接な関係にあります。

蛍光灯生産終了にどのように対応していくか
それでは蛍光灯禁止にどのように対応していくのかを見ていきたいと思います。主にやり方は下記二つなのかなと思います。
①蛍光灯をLED灯に交換する
②行先表示器をLED式表示器に交換してしまう
まず①ですが、後ろから照らしている蛍光灯をLED灯に交換してしまうという方法です。現在鉄道車両の室内灯がLEDに交換されているのと同じように蛍光灯をLED灯に交換してしまうという方法です。この方法は現在JR四国で行われています。一つ例を挙げると、キハ185系です。キハ185は前面に行先表示器が付いていますが、こちらは行先方向幕は維持したままに蛍光灯だけをLEDに交換するという改造が行われています。蛍光灯をLEDに交換してしまえば、行先方向幕を維持したままで2027年問題に対応することが可能ということですね。
続いて②ですが、そもそも行先表示器をLED表示器にしてしまおうという動きです。これは例を挙げるまでもなく、様々な鉄道で起こっている動きですね。行先方向幕も行先の更新作業や維持なども結構面倒な点がありますので、表示器ごと交換してしまおうという動きが出てくることも納得できるところなのかなと思います。
基本的にはこれら二つの対応策がありますので、各社どちらの方が費用対効果が良いか考えて選んでいくことになるのだろうと思います。ただ、2027年から数年で引退する車両については、そもそもどちらも行わずに在庫ストックで乗り切る動きがあってもおかしくないでしょうね。比較的長く使う車両については、今後①か②の方策が選ばれるのだろうと思います。
今回は蛍光灯製造禁止が鉄道の方向幕に与える影響と対応策について考えてみました。今後、場合によっては行先方向幕が消える方向性に進む可能性も否定できないのかなとは思います。どのようになっていくのか、注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!