転属ではなく各所に疎開 2両は佐世保残留 長崎キハ47の気になる行方


こんにちは!
今回は長崎地区のキハ47に関する記事を書いていきたいと思います。
長崎地区では6/30をもって長崎地区で運行していたキハ47が定期運用を終了しました。これにより、キハ47は各所に散らばるという動きが起こっています。今回はそれぞれの長崎地区のキハ47の動向を見ていきたいと思います。

2両が残留、他は疎開

まずはキハ47それぞれがどのような動きをしたのか、そのことについて現状をまとめてみたいと思います。

佐世保残留:8076、9041
門司疎開:3509、3510、4509、4510
熊本疎開:8129、8135、8158、9031

このようになっています。
まず、引き続き佐世保車両センターに残留しているのが、ChooChoo西九州TRAIN塗装となっているキハ47 8076、9041ですね。こちらが長崎残留予定であることは以前から労働組合資料から判明していました。そのため想定通りの動きですね。エグザイルの方がデザインした車両ということで残したのでしょうけれども、D&S列車でもない同車をどのように活用していくのでしょうかね?波動用のような使われ方をするのかなとは思いますが、長崎地区でそこまで頻繁に波動用運用があるわけでもないでしょうし…。どんな使われ方をしていくのか、注目ですね。

そして他の車両たちの動向ですが、門司は疎開、熊本は疎開or転属となりました。この車両たちは労働組合資料では転配予定と記載されていた車両たちです。個人的に、この疎開の動きは意外でしたね。JR九州の車両たちは、基本的に離脱→疎開→転属という動きをする車両は少なくなっています。これまでの転配動向を見ていても分かるのですが、キハ200、415系、817系などのこれまでの転属車は、運用離脱をした後、即転属し、そのまま運用に就かせるというような動きをすることが多くなっていました。しかし、今回は少なくとも門司は疎開が確定し、熊本も疎開か転属か不明な動きをしています。門司も熊本も415系鋼製車が疎開されていた場所です。415系の解体が完了し、空いた場所にキハ47を留置しています。明らかに廃車になる車両のような動きをしているわけです。ちょっと今後が不安になる動きをしたな…とは思います。余談ですが、熊本に行った車両のうち、8129、8135、9031は元熊本所属車なので里帰りということになります。
ちなみにかつて香椎線専用塗装で各所に転属したアクアライナー塗装は、香椎線での運行終了後、そのままの塗装で転属先で運用をすることはほぼありませんでした。1両を除き、離脱後はすぐに転属先に留置され、塗装変更を行った後に、各所で運用に就くという動きとなっていました。この前例に倣うならば、今回熊本に行った4両が疎開ではなく、既に転属済みで、現在は塗装変更を待っている状況であるという可能性はあるのかなとは思います。
さらに、今回離脱したの車両たちが長崎に転属する時はどうだったのかも見ていきたいと思います。長崎転属車は元大分/熊本所属車で統一されており、2022年3月で運用を離脱した後、2022年9月の改正と同時に転属をしています。この際は疎開はせずに、所属先の大分/熊本に引き続き留置され、9月に転属するという動きをしました。この際もやはり疎開は挟んでいません。
長崎のキハ47は洋式トイレ改造車です。まだ改造から3年も経っていません。エンジンも換装済みの車両ですので、まだまだ使えるとは思います。洋式改造した車両をそのまま廃車にするぐらいなら、玉突きで他車両を廃車にする方が良いのではないかな?なんて思いますが、どうなのでしょうね。まずは不審な動きをしたキハ47、今後の動向に注目ですね。
今回はキハ47に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!