こんにちは!
今回は東武鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。
今から2ヶ月ほど前、東武9000系9105Fに防犯カメラが設置されたという記事を書きました。
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この後、9000系への防犯カメラ設置の動きが広がっており、長らく運用離脱をした上で復帰した9106F,9151Fの他、7月に検査出場をした9107Fにも防犯カメラが設置されており、今後も何らかのタイミングで9000系への防犯カメラ設置の動きは広がっていくものと思われます。しかし、そもそも9000系への防犯カメラ設置は今年に発表された設備投資計画には記載されていないものでした。東武鉄道は年度毎の防犯カメラ設置編成を設備投資計画に記載しており、今年度は8000系東上線、10000系スカイツリーライン、30000系,50000系東上線、70000系に設置されることが発表されていました。そのような中で、計画外の9000系に防犯カメラが設置されたということで、驚いたことについて記事にしました。これから2か月経ちましたが、更に驚く車両に防犯カメラが設置されました。その車両というのが東武野田線(アーバンパークライン)で活躍している10050型未更新車の11653Fです。
11653F
11653Fは2013年に東上線から野田線へ転属した編成です。11653Fは今年7月に全般検査を通過しており、その際に取り付けられました。そのため、9105Fや9107Fと同じようなタイミングでの設置です。11653Fへの防犯カメラ設置により、野田線で初めて防犯カメラ設置編成が誕生したことになります。
11653Fの防犯カメラ
全くノーマークの状態で乗車し、なぜか11653FなのにLED照明だな‥と違和感を感じて見てみたら防犯カメラがついていたのでびっくりしました。ちなみに野田線で全照明がLEDの10050型は11654Fだけです。11653Fはドア付近の防犯カメラ取り付け部のみLEDとなっています。
しかし、先述の通り、今年度の防犯カメラ設置車両の対象に野田線の車両は記載されていませんでした。9000系に続いて、またも設備投資計画外の動きをしたということになります。9000系で4編成、更に野田線で1編成の防犯カメラ設置編成が誕生したともなると、もはや設備投資計画の記載は全くアテにならないということになるのでしょうね(笑)なぜ設備投資計画に記載していないのかは分かりませんが、計画変更で大量に防犯カメラを発注することが出来たのでしょうかね?よく分からない動きが続いているなと感じます。
ちなみに東武野田線は今年度から新型車両の80000系を導入することが発表されており、そのことにより8000系,10030(10050)型は、置き換え後に順次廃車とする予定であることが、乗り物ニュースの東武鉄道へのインタビューにより明らかにされています。そのため、近いうちに廃車になるであろう車両に防犯カメラが設置されたということになります。ちなみに同じく廃車予定の8000系,10030型のうち、6月に検査を受けたばかりの81113F,11633Fには防犯カメラは設置されませんでした。これらの車両は検査の時期から考えると、11653Fと変わらない時期(置き換えの比較的最後の方まで残留するのではないかと思います)まで走ると思われますが、これらの車両には設置されませんでした。なぜこの2編成と11653Fの間に差が生まれたのか、これは一つ気になる所ですね。また現在検査入場中の11631Fが防犯カメラを設置して出場するのか、こちらも気になる所です。
野田線は5か年計画で2028年度まで置き換えがかかるということですから、このタイミングで検査を受けた編成はおそらく2027年頃までは使うということになるのだろうと思います。そうなると後4年ほど使うのでしょうから、防犯カメラを設置しても無駄にはならないのだろうと思います。そもそも、蛍光灯一体型防犯カメラですから、引退後は他の車両に流用することも可能でしょうからね。9000系にしろ、野田線にしろ、置き換えが発表されている車両に防犯カメラ設置が進んでいるのはなんとも面白いものですが、今後野田線でも8000系などにも設置されていくのかどうか、気になる所ですね。
今回は11653Fに関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!