【E217系終焉に目途】E235系1000番台は2024年度で導入完了へ?仙石線新型は今年度は無しの可能性高


こんにちは!
今回は総武快速横須賀線で活躍をしているE235系1000番台に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、JR東日本が今年度の移動等円滑化取組計画書を公表しました。この資料には今年度製造される新型車両の製造数が記載されています。例年、多少のズレがあり、修正が入ることがありますので、必ずしも正しい数字とは限りませんが、ある程度、今年度誕生する車両数が分かることになります。
https://www.jreast.co.jp/company/csr/barrier_free/pdf/barrier_free2024.pdf
こちらの資料では、今年度に【新幹線:5編成35両、在来線:26編成202両】が製造される予定となっています。新幹線の5編成35両というのは7両×5編成の数字ですので、E8系が5編成製造されるということになるでしょうね。そして在来線26編成202両という数字は少し計算が必要ですね。E235系は昨年度基本編成はF-35編成まで、付属編成はJ-32編成まで製造されています。そしてE235系は基本編成・付属編成共に2編成ずつがキャンセルされた可能性が高いことが、国交省の資料から分かっており、基本編成はF-49編成まで、付属編成はJ-44編成まで製造される可能性が高くなっています。そのため、残り基本編成は14編成(11両×14編成=154両)、付属編成は12編成(4×12=48両)の合計26編成、202両が製造される予定です。ここで移動等円滑化取組計画書の数字を見てみると、E235系の残りの製造分の数と計画書の数がぴったりと一致しますね。このことから、今年度、JR東日本E235系の製造に専念し、更に製造を完了させてしまう可能性が非常に高くなりました。
実際の製造状況を見てみると、現在はF-40編成まで落成しています。更にJ-TREC横浜で製造され、J-TREC新津に輸送されるグリーン車は、F-45編成分までが新津に搬入されています。F-45編成の検査表記が11月ということで、11月に落成するようです。11月段階で残り4編成ということで、一月に1編成ずつ誕生させれば十分間に合う計算になります。このことからも、やはりE235系の製造を今年度中に完了させてしまう可能性が高いのではないかと思います。




このことからE217系の終焉の時期の目途はある程度立ったのではないかなと思いますね。E235系が今年度製造完了ということで、E217系は今年度末~来年度初頭ごろには全車両離脱する可能性が高いのではないかと思います。もしかしたら2025年ダイヤ改正E217系を完全撤退させ、運用をE235系向けのダイヤに変更させるかもしれませんね。現在、E217系E235系の共通運用とE235系の専属運用の二つに分かれていますが、こちらを2025年改正で変更してしまう可能性ですね。今年度で導入完了させる以上は、このようにしてしまう可能性もあるのではないかなとは思います。ただ、廃車までは運用に就かせる可能性もあると思いますので、改正以降、2025年度走る可能性も一概には否定できないでしょうね。E217系の撤退目安は2024年度末~2025年度初頭と言うことになるのだろうと思います。

またこのことで仙石線の新型車両や噂のHB-E220系の誕生は今年度ではない可能性が高いということも明らかになったのではないかと思います。仙石線は2024年度かと思っていましたが、2025年度以降になるのですね。205系の状態大丈夫でしょうか…?(笑)
今年度でE235系の導入が完了すると、大所帯の路線向けの車両は終了することになります。山手線→横須賀線と長らく続いてきた大所帯路線向けへの導入が完了後、J-TRECはどのような車両を製造していくことになるのか、気になる所ですね。
今回は今年度の製造数から見るE217系の撤退目安でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!