こんにちは!
今回は総武快速・横須賀線に関する記事を書いていきたいと思います。
世代交代が着実に進みつつある総武快速・横須賀線のE217系及びE235系ですが、現在、付属編成の予備がかなりギリギリの状況になっています。付属編成運用は42運用あるのですが、それに対して稼働可能編成が42編成しかなく、予備0状態となっています。なぜこのような状況になっているのでしょうか。今回はこのことについて考えてみたいと思います。
現在の付属編成の体制
まずは現在籍を有するE217系,E235系の付属編成を見てみたいと思います。
【E217系】Y-101,102,113,116,117,120,128,129,130,131,133,140,145編成 計13編成
【E235系】J-01~J-35編成 計35編成
【総計】48編成
このようになっています。42運用に対して、48編成ですから、十分足りるでしょう…?と思われるかもしれません。しかし、ここから離脱編成を引いていくと車両がギリギリになっていきます。
まず、E217系はY-113編成とY-133編成の2編成が運用離脱をしました。ドアステッカーも撤去され、現在廃車回送待ちという段階です。この時点でー2編成で46編成ですね。更に、Y-128編成については、現在国府津に疎開されているため、ー1編成で45編成になります。E217系の離脱編成が以上の通りです。更にE235系にも離脱編成があります。まず、そもそも運用開始前の車両がJ-35編成です。こちらはまだ営業運転についていません。また、J-27編成が事故の発生後、長期離脱をしています。更に、J-04編成が6/7に東京総合車両センターに疎開されました。そのため、E235系全体でー3編成です。E217系の離脱分を引くと45編成でしたから、ここからE235系分を引くと42編成。なんと予備ゼロになりますね。このように、本日現在では予備0状態となっています。
今後は…?
それでは今後、この状況が続くのでしょうか。この解決策としては、E217系Y-128編成を疎開返却させ、運用に復帰させるか、E235系J-35編成をデビューさせるか、J-04編成を疎開返却させるか、この3つのうちのどれかでしょうね。ただ、一つだけの施策を取ったとしても、予備1にしかなりませんので、それでも通常よりも全然予備数が少ない状況ですね。J-35編成がおそらくデビューするでしょうから、その時点で予備1になるでしょうが、それでも予備1ですからね…。どうするのでしょうか。
しかし、なぜこのタイミングでJ-04編成を疎開させたのでしょうかね。一つ考えうるのが、E217系の基本編成と付属編成のペア交換運用が今改正で無くなり、E217系を稼働させる以上、基本編成・付属編成同数の稼働編成を確保せざるを得なくなったためですね。そのため、基本編成を差し置いてE217系付属編成のみの疎開が出来なくなり、E235系付属編成を疎開させたという可能性ですね。今回改正からE235系固定運用において、基本編成が32運用、付属編成が27運用設定されており、5編成分の差が生まれています。そのため、付属編成は基本編成よりも5編成分少ない本数しか運用に導入できないのですよね。しかし、E217系はペアが固定されたため、基本編成と付属編成の同数を稼働させなければならなくなりました。こうなると、E217系ではなくE235系の付属編成から疎開が発生する意味も分かるのかと思います。現在、F-38編成までデビューしていますので、付属編成は33編成稼働可能です。運用に就いていないJ-27,J-35を抜くと33編成ですので、J-04を疎開させる必要はないはずなのですけれどもね…。なぜJ-04が疎開したのでしょうか。少し謎です。
このように離脱や疎開等が相次ぎ、予備がゼロとなっている総武快速・横須賀線。いつまでこの状況が続くのでしょうか。J-04編成がいつ戻ってくるかなど、注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました!