新車並みの京王9000系更新 8連車が対象外に!? どうなる8連車と8000系未更新車の動向


こんにちは!
今回は京王電鉄に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、京王9000系のリニューアル車の詳細が発表されました。京王9000系の機器更新については、今年度初頭に公表された設備投資計画において10両×1編成に実施予定であることが公表されていました。実際に元サンリオラッピング車の9731Fに機器更新に加えて、内装等のリニューアルも行われていました。先日、このリニューアル公示が完了したようで、リニューアル車の内装等が正式に発表されました。そのプレスリリースがこちらです。
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2024/pdf/nr20250207_keio9000series.pdf
プレスリリースを見てみると、ほぼ新車並みの改造が行われていますね。特に座席の袖仕切りまで交換するとは、これまた意外です。最近の流行りの仕切りにガラスが取り付けられているタイプの仕切りへと交換されていますね。床もブラックになり、かなり高級感ある車内になっているのではないでしょうかね。そして外装についても、「9000系10両1編成の営業運転開始に合わせて、外装ラッピングも新しくする予定です。」と書かれており、どうやら塗装も変わるみたいですね。これもびっくりですね。今後、塗装変更されることになるのでしょうかね?
このように新車並みのリニューアルを受けることになる京王9000系ですが、プレスリリースに気になる記載がありました。その記載というのが、「現時点では、8両編成のリニューアルは計画にございません」という記載です。京王9000系は初期に製造された8編成が、8両編成の車両として誕生しました。その数年後に10連車が製造されています。今回、初期製造分の8連編成を飛ばして、いきなり10連編成の更新が始まっていましたので、色々と噂はありましたが、今回のプレスで現時点ではリニューアル予定無と明確に発表されましたね。このことで8連編成の動向は気になる所です。

京王8000系 8連編成



京王電鉄では8連編成は8000系13編成と9000系8編成の2形式21編成が存在します。これらの8連編成は各駅停車運用をメインに、8連単独で走る機会が多くなっていますが、9000系に関しては、単独運用に加えて7000系の2連編成と連結して組成される10連運用も存在します。この10連組成が常に3編成分ほど組成され、運用に就いています。現在はこのような運用になっていますが、将来的には8連+2連運用は消滅する予定です。なぜならば、京王線ジョーカー事件を受けて、京王電鉄が非貫通編成は2026年度までに無くす計画が発表されているからですね。そのため、このような運用は最長でも後2年後には無くなる予定です。このようになると、当然ながら8連編成は余ることになります。その分、8連運用が増加するならば車両余りは無くなりますが、10連編成で維持するとなると8連編成の運用が減ることは必須です。こういったこともあり、今回リニューアル対象外とされた8連編成の動向は気になる所ですね。動向については、8連運用が単純に増加するというのが一番単純なのかなと思いますが、それ以外にも、例えば動物園線向け7000系の置き換えとして短編成化される可能性や、10連に組み替えられる可能性、はたまた更新せずに廃車にする可能性など、様々な可能性が考えられるのかなと思います。8000系はほとんどの編成が更新されています。8連編成は全編成が更新されていますから、8000系の置き換えはもうしばらく先なのかと思います。そうなると、7000系の淘汰後に9000系8連編成を置き換え、その後に8000系を置き換える可能性というのも考えられるのかなと思っていますが、どうなのでしょうね。ただし、8連編成が全く必要なくなるわけではありませんから、しばらくは残すとは思います。仮に廃車でも、そんなにすぐの廃車ではないだろうとは思います。

8連+2連編成

更に言えば、3編成のみ残っている8000系の機器未更新編成の動向も気になる所です。今年度は8708Fに機器更新が行われた後に、9731Fに機器更新が行われました。来年度も同じように8000系,9000系各1編成ずつに更新を行うのか、それとももう9000系の更新に舵を切ってしまうのか、どうなるのかも気になりますね。ただ、8000系は機器未更新編成も車内更新は行われていますので、機器更新を行う可能性はあるのではないかな?とは思ってはいます。このあたりは2025年度の設備投資計画に注目ですね。
今回は京王電鉄に関する記事でした。9000系リニューアル車、乗るのが楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました!