こんにちは！
昨日に続けて、本日も相模鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。
なぜ相模鉄道の記事を急に書いているのかといえば、SDカードを見返していたら過去の写真が色々出てきたからですね。昨日の8709Fの記事もSDカードの写真を見返していて思い浮かんだ記事です。
そんなことはどうでもよく、今回扱いたいのは相鉄9000系です。
相鉄9000系
相鉄9000系はご存じの通り、現在活躍している全編成がYOKOHAMA NAVY BLUE塗装になっています。ところが、9000系は1編成のみYNB化されずに廃車になってしまった編成が存在します。その編成というのが9000系のトップナンバー、9701Fです。
9701F
車番の通り、9000系全体のトップナンバーの編成となっています。この編成はYNB化されることなく廃車になってしまった唯一の9000系です。
9701Fは、7000系や8000系前期車の置き換え時期とほぼ同じ、2020年秋に廃車になりました。当時は7000系や8000系前期車の置き換え最中でした。9701Fは当時唯一YNB化が行われていなかった編成で、また公表されていた12000系・20000系導入後の相鉄の車両の全体保有数（47編成と公表）から、廃車はほぼ確実視されていました。しかし、2020年度の廃車予定には7000系と8000系は記載されていたのみで、9000系の記載はなかったため、2020年度中は安泰なのではないか？という話がありました。しかし、実際の所は2020年度中に廃車になったことにはかなり驚きの声というのもありましたね。
9000系は2013年～2014年に機器更新工事が行われました。現在走っているのは全編成が機器更新が行われた編成たちです。実は、この機器更新の際には9701Fも漏れることなく機器更新が行われています。つまり、この時点では他の編成とは差が無かったということです。しかし、2016年以降のYNB化では9701Fは対象から外されてしまいました。おそらく、機器更新の際は9701Fも長期使用の見込みがあったのではないかと思いますが、機器更新後からYNB化を行っている間の中のどこかで計画変更があり、9701Fは廃車になってしまったのではないかと推測しています。ちなみに、8000系にも2016～2019年に機器更新が行われましたが、9701Fと同じく2020年代前半に廃車になった相鉄8000系の前期車(補助電源MG車)には機器更新が行われず、後期車(補助電源SIV車)のみの機器更新となりました。つまり、この時点では8000系前期車を廃車にし、後期車を継続使用する計画は定まっていたのでしょう。このころに8000系に限らず、全体的な車両整理の計画が定まった可能性が高いでしょうから、8000系前期車の動向が決まったのと同じぐらいの時期に9701Fの廃車が決まったのではないかな？と思いますね。またその時期は9000系機器更新終了後～8000系機器更新スタートの間なのではないかと思いますが、果たしてどうなのでしょうね。
9000系旧塗装×8000系YNB はわずか10か月ほどの並びでした。
それではなぜ9701Fは廃車対象になってしまったのでしょう。このことを考えてみたいのですが、実はよく分かりません。というのも、9701Fはトップナンバーであったからといってそこまで他の9000系と大きな差があった編成というわけでもないのですね。また次車区分で考えると、9701F,9702Fの2編成が1次車という分類になっています。1次車は2次車以降と側面の行先表示器の形状が異なったり、車内のLED案内の場所が違ったりするといった差はありますが、それ以外にそこまで大きな仕様の違いがあるようには見えません。(私が知らないだけかもしれませんので、もしご存じの方がおられましたら是非教えてください) そして何より、9702FがYNB化されているのですね。それにもかかわらず9701FがYNB化されなかったのは不思議ですね。一部では9702FのYNBを行う際に更新が大変だったので9701Fは対象外になったという噂もありますが、9702FのYNBの何がそこまで大変だったのか、私にはよくわかりません。このように、素人目には他の編成とは特段大きな差はないと思われる9701Fが機器更新済にもかかわらず、廃車になってしまったのか私は未だに疑問ですね。この答えを出すことは現時点では出来ないなと思っています。
このように9000系で唯一廃車になってしまった9701F。その廃車理由はなんだったのでしょうかね。未だに疑問ですが、何らかの情報を持っている方、また推測をしている方はぜひ教えていただければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました！
