こんにちは!
今回は05系に関する記事を書いていきたいとも思います。
東西線では8/17よりATOに対応した一部の編成において、ATOの運用がスタートしたようです。東西線のATOは05系05‐119F以降の車両に設置工事が始まっていました。しかし、現在残っている05系の中でも特に初期に製造され、ワイドドア車となっている05‐114F~05‐118Fの5編成にはATO等の設置工事が見送られていました。05‐114F~05‐118Fは2012年~2017年にB修工事が行われており、最初に更新が行われた05‐114Fの更新からは12年近くが経過しています。製造からは33年です。比較的古い車両になっていることもあり、これらの車両には工事は行われないのではないか?という噂もあったようですが、その噂を吹き飛ばし、05‐114FにATOが設置されたようです。
【メトロ】05系05-114FがATOなどを取り付け運用に復帰 |2nd-train鉄道ニュース
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05‐114FATO改造ニュース記事
東西線05系では最古参であり、最初にB修が行われた05‐114FにATO設置が行われたということは、今後05‐115F~05‐118Fについても、順次工事が行われることになるでしょう。初期編成も使用継続のようでよかったですね。なお、現時点では05‐114FはATOは搭載されているものの、使用開始はしていないようです。今後使用開始ということになるでしょうね。
05系のワイドドア車は編成組み換えも伴ったメトロのB修の中でも相当に大規模な修繕を行った車両であり、趣味的にも非常に面白い車両たちです。廃車ではなく使用継続ということで、良かったのではないかと思います。今回33年時点でATOに対応したということは、営団時代から続く理想的なサイクルの、24年B修→36年C修→48年廃車というような50年近い活躍までする可能性があるのではないかなとは思いますね。現時点で車齢33年ですから、このタイミングでのATO搭載ということは、まだ使う気はあるでしょうからね。近年はB修後比較的早期に廃車になる編成が多かった中、05系は6000系のように長命になるのか、一つ注目ですね。
1991年製の05‐114FにATOが搭載された中、1990年製とほぼ同時期の製造の8000系8110Fは8月に廃車になりました。これもなかなか残酷な物ですね(笑)05‐114Fは2012年B修、8110Fは2015年B修であり、B修の時期は8110Fの方が最近に行われていました。車齢も1年しか変わりません。そのような中で、8110Fは廃車、05‐114FはATO搭載ですから、この差もなかなかだなと思います。8000系はCBTCを搭載せずに使用開始前に廃車になりましたが、05系はATOを搭載しましたから、やはりこの辺りは車両の特性の違いなのでしょうかね。ちなみに05系はATO搭載と同時に、デジタル無線に対応しています。
東京メトロは現在9000系のB修及び8両化も進めています。8000系や02系などB修後短命に終わった車両もいる中、05系や9000系のように今後も使い続ける車両もいるということで、この辺りは設備更新に対応できるか、また車両性能の面などが大きくかかわってくるのでしょう。今後、08系や05N系の更新も始まりますので、こちらの車両も長く活躍できると良いなと思います。
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