JR東日本において前照灯LED化は延命基準になるのか?置換近い路線の換装は他にも


こんにちは!
今回はJR東日本前照灯LED化に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日、719系前照灯がLEDになったという記事を書きました。Y-3編成にLED化の動きがありました。このタイミングでの前照灯LED化ということで、少し驚くところですが、今回は前照灯LED化の動きは延命の基準になりうるのか?ということを考えたいと思います。参考になりそうな車両が3種類ほど存在しますので、そちらを引き合いに考えたいと思います。

①相模線205系500番台

前照灯LEDといえば、相模線205系のLEDは有名ですね。2017年末~2018年頃にかけて所属していた13編成全編成の換装が行われました。その後、205系500番台がどのぐらい活躍したのかというと、2022年春までです。LED換装から4~5年ほどで引退したということになります。ちなみに500番台は車内灯もLEDに換装されていました。このようにかなり手を加えられていましたが、結局の所数年で廃車になっています。その後、一部編成分のLEDはE231系0番台の松戸所属の車両に転用されています。LED自体の寿命はまだ来ていなかったため、換装されたのでしょう。このようにLEDが転用されるということも起こっています。

南武支線205系1000番台


続いて205系1000番台南武支線です。こちらは2019年に所属する3編成がHID灯からLEDに更新されました。その後、2023年にはW1編成が運用離脱をしています。(W2編成は復帰しました。)W1編成はLED化からおよそ4年で運用離脱をしたことになります。一方でW2編成は離脱したものの復帰をし、W4編成は現役です。205系1000番台はこのような形です。

仙石線205系3100番台


最後の205系3100番台です。205系3100番台は2019年頃からHID→LED化の動きが続いています。最新の編成でM13編成が今年の3月にLEDに換装されているのが確認されており、LED化済編成がM1~M4,M7,M11~M14,M16~M19編成、HIDがM5,M6,M8,M10,M15編成となっています。今年の4月にM4編成が廃車となりましたが、この編成は2019年頃にLEDに換装された編成でした。それにもかかわらず、HID編成を差し置いて、LED化から約5年で廃車になっています。このことから考えると、仙石線205系において廃車の基準にLED化の有無は関係ないことが分かると思います。また、仙石線205系は数年以内にはE131系によって置き換えられるのが確実な情勢です。そのような中、今年の春にもLED化編成が誕生しているのですから、LED化は廃車になるか否かに関係なく、メンテナンスの一つとして行われているものと推測できるものと思われます。

こういった動きを見ると、LED化は必ずしも延命フラグとは言い切れないかもしれません。719系のLED化もこれが行われたからと言って、必ずしも長く生き残るとは限らないのかなと思います。特に719系のLEDは211系にも換装できそうですからね。今後、719系のLED化が他の編成にも波及していくのかは気になる所です。
今回はLED化に関する記事を書いてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!