宇都宮貨物のホキ800がゼロに 宇都宮配給終焉へ?何が普段と違ったのか


こんにちは!
今回はJR東日本の宇都宮配給に関する記事を書いていきたいと思います。
宇都宮配給とは、尾久車両センター所属、宇都宮配給常駐のホキ800を、常駐先の宇都宮に送り込んだり所属先に返却したりするための配給です。ホッパ車のホキ800は当然自走できませんので、機関車での牽引が行われ、牽引機は尾久所属のEF65,EF81となります。

宇都宮配給
この宇都宮配給はおよそ2週間おきぐらいの頻度で行われており、朝に宇都宮のホキ800を尾久に返却するための配給を行い、夕方に尾久から宇都宮に送り込むための配給を行います。そのため1日に2回の回送が行われます。なぜこのようなことを行うのかということですが、尾久でホキ800の検査を行うためですね。宇都宮貨物ターミナルはあくまでも常駐先であり、所属先ではありませんので、尾久で検査を受けるために所属先と常駐先を往復するということになります。このように、朝と夕の2回行うというのが通常の動きなのですが、昨日実施分の宇都宮配給は朝の返却の配給は行われましたが、夕方の送り込みの配給は行われませんでした。これがポイントなのですが、このことにより、宇都宮貨物ターミナルに現在留置されているホキ800がゼロになってしまったということです。現在、尾久所属のホキ800は全車両尾久に留置されているということになります。これはホキ800の役目が終わった可能性を示しており、同時に宇都宮配給も終了してしまったのではないかなということですね。本日送り込まれていない以上、この可能性が高くなったのではないかと思います。
宇都宮配給はダイヤ改正直後にも廃止の噂が出ましたが、この際は朝夕共に実施されており、廃止に向けた動きは起こっていませんでした。しかし、今回の場合は夕方の送り込みが実施されないという実際の動きが起こっているということで、廃止になったという噂の信ぴょう性も高いのではないかなと思います。




水曜日に気軽に見ることのできた宇都宮配給もいよいよ終焉ですかね…。そもそもダイヤ改正以降はGV-E197系が本格デビューしましたので、各地のホキ800は必要なくなっていました。そのことで新潟や東福島のホキなどは5~6月にかけて廃車になっています。こういた各地の動きもある以上、尾久のホキ800が役目を終えたと見てもなんら不思議ではありません。むしろ、改正以降7月まで続いていたのが不思議な状況です。GV-E197系はダイヤ改正時点で必要数揃っていましたからね。かなり長く残ったなと感じます。
宇都宮配給がなくなると、カシオペア牽引の役目がまだ残っているEF81は別として、EF65は役目が無くなりましたね。尾久のEF65の最近の運用はもはやバラスト輸送と宇都宮配給程度でした。そのため、どちらも終わったとなると、EF65はいよいよ不要な存在になったということでしょう。更に最近では試単等の運行も少なくなってきています。ホキ800もそうですが、EF65 1102,1103,1115も先は長くないかもしれませんね。ちなみに尾久のホキ800は2020年頃にも大量に廃車になっており、この際は長野総合車両センター廃車回送が行われていました。今回はどうなるのかも注目かと思います。
今回は宇都宮配給に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!