廃車回送されても除籍されない一部の機関車 一部は譲渡も!今後は?


こんにちは!
今回はJR東日本の機関車事情に関する記事を書いていきたいと思います。
JR東日本では2024年度までに事業用機関車の全廃を掲げ、実際に多数の機関車が引退していますが、そんな中で、廃車回送が行われたにも関わらず除籍されない一部の機関車が存在します。特に秋田に回送されたディーゼル機関車にその傾向が顕著です。今回はそんな除籍されない機関車について見ていきたいと思います。

籍が残っているDD14 310

廃車回送されたにも関わらず籍が残っている機関車

それでは廃車回送されたにも関わらず籍が残っている機関車をまとめてみたいと思います。

EF65 1105[尾久] 2022年2月2日 長野廃車回送


DE10 1604[ぐんま] 2023年5月30日 秋田廃車回送
DE10 1764[盛岡] 2023年6月19日 秋田入場
         ↓
2024年3月20日 除籍【八戸臨海鉄道譲渡】
DE11 1041[ぐんま] 2023年8月29日 秋田廃車回送
DD14 310[盛岡] 2023年9月27日 秋田廃車回送
DE10 1685[ぐんま] 2023年11月8日 秋田廃車回送

このような形になっています。

廃車回送後、秋田で展示されたDE10 1604



特にディーゼル機関車の籍が残っている車両が多いですね。特徴としては2023年に廃車回送されたぐんまと盛岡の機関車は廃車が見送られていました。しかし、昨日、盛岡所属であったDE10 1764の廃車と八戸臨海鉄道への譲渡が公表されました。半年以上籍が維持された上で、譲渡が決定しているのですね。こういった譲渡の動きが発生しているというのもまた事実です。今後、この流れに追随する車両が出てくるのかは注目なのかと思います。
しかし、廃車回送後早期に除籍されている車両も存在します。例えば秋田所属であったDE10 1647は昨年12月に秋田に入場した後、今年の2月には除籍されています。また、昨年9月に秋田に入場したED75 777は9月中に、故障したまま廃車になったEF81 98は廃車回送された今年の3月中に廃車になっています。このように機関車でも廃車になっている車両も存在しているのですね。こういったことを考えると、現在籍が残っている車両たちは何らかの意図があるのかと思いますが、果たしてどういった意図があるのでしょうね。単純に車両不足に備えて籍だけ残した状態なのか、それとも今後何らかの展開があるのか、こちらは気になる所です。
特にDE11は新鶴見の2001,2004とぐんまの1041しか残っていませんが、いずれも運用離脱状態ですから、これらが除籍されると形式消滅となります。貴重な車両ですが、果たしてどうなるでしょうね。
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