こんにちは!
今回は長野211系に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、長野所属の211系のうちの6連車であるN611編成が長野総合車両センターで全般検査を受けて出場しました。高崎車についても、長野車についても、3月以降に入場した211系については全編成ベンチレーター撤去工事を受けて出場していましたが、ここにきて初めて撤去されていない車両が誕生したということで、この編成は延命工事未施工であるということがほぼ確実です。高崎車では6連編成も含め、全編成に施工されている延命工事が長野の211系6連編成に施工されない理由は一体何なのでしょうか。今回はそのことを考えてみたいと思います。
211系 6連編成
高尾~大月間で起こった運用変化
まず、211系は今年度の改正でも運用が若干変わりました。というのが、日中の中央線快速列車の大月直通が増えたことです。日中時間帯の高尾~大月間の運用が減ったのですね。この理由として、グリーン車の増結によって1列車辺りの運行時間を長くしたいといった思惑や、211系の走行距離を減らす思惑など、様々なことが考えうるのかと思います。今年の改正において、大月直通が増えたことを考えても、将来的に何らかのアクションで211系の東京都内での運用を大幅に整理する可能性というのも十分に考えうるのではないかなと思います。特に立川~高尾間はホームドアの整備区間ですので、3ドア車は扱いにくい存在になることは間違いないでしょうからね。こういったことを考えた際、211系6連編成はそういった動きが起こった際に置き換え対象になってもおかしくはないのではないかということですね。特に211系6連車は都内運用も多いですので、こういった動きを見越して、延命工事未施工となっている可能性もあるのかなとは思います。
中央線 大月行き 増便の背景を考える 大月分離,決まらない211系後継&グリーン車促進 - てつとおの鉄道新ブログ
大月直通増便に関してはこちらでも予測しています。
E233系余剰車の動向は?
そしてもう一つ気になるのは、中央線E233系の余剰編成の活用方法です。E233系はグリーン車は57編成に組み込まれる予定です。グリーン車組み込み改造の対象編成は58編成ですが、グリーン車の製造数自体はおそらく57編成と見るのが妥当なのかと思います。仮に58編成に組み込まれるとしても(可能性は低いと思いますが)、少なくとも、10連編成1編成、分割編成1編成の余剰が出るのは確定となっています。これらの動向が211系に影響を及ぼすのか、この辺りは一つ注目ですね。T71編成は京葉線転属という噂も良く聞きますが、果たして本当にそうなるのか、H49編成が青編成なるといったことがあるのか、この辺りは一つ注目でしょうかね。また、分割編成(青編成)の動向が211系6連車に影響を及ぼす可能性も無いとは言い切れないのかとも思いますが、果たしてこの辺りが関係しているのかも注目でしょうかね。
このように211系の活躍区間はE233系も兼ねている区間がありますので、もしかすると余剰車活用や運用整理で211系の数編成を置き換えることもできる可能性はあり、こういったことが211系6連車の延命工事未施工に繋がっている可能性は十分に考えうるのかと思います。
その他に考えられることとしては、例えば房総のE131系がかつて行ったように、一部区間のみ新型車両導入が決定している可能性があるのではないかということですね。例えば東京近郊区間の211系運用のみE131系導入が予定されている、もしくは他線区の余剰編成をまとめてこの区間に入れる計画があるといったような可能性があるのかということですね。こういった可能性も排除は出来ないのかなとは思います。
このように211系6連編成の延命工事未施工で色々と今後の動向が気になる所ですが、今後の211系の向かう先はどこなのか、注目していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!