東武10050型 2連車は何本が長編成区間で必要なのか 【舘林転属以外も残るの?】


こんにちは!
今回は東武10050型に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、10000系列4連車の固定化に関する記事を書きました。その中で、8連運用に8連固定編成や4+4連編成だけでは足りないため、一部が6+2の8連で運行する必要があるという記載をしました。そのため、現在もスカイツリーライン系統において、2連車の活躍というのは続いています。しかし、同時に館林地区へのワンマン改造転属も同時に進んでいるわけです。このリニューアルは8000系2連車の本数以上に改造が行われていることが確認されており、今後も続いていくものと思われます。それでは実際にスカイツリーラインにおいて10050型2連車はどのぐらい必要なのでしょうか。今回は長編成区間における、2連車の必要性を考える記事にしていきたいと思います。

8連運用と本数

まずは2連が必ず必要となる8連運用の本数と、8連編成or4+4編成の本数を数えてみます。まずスカイツリーライン系統における8連運用の総数は9運用です。
続いて、8連固定編成と4連編成の総数を数えてみましょう。編成は以下の通りです。

8連固定編成
11801F,11802F 2編成

4連編成
11434F+11444F
11437F+11435F
11451F+11454F
11459F+11458F

11431F、11432F、11433F、11453F
半固定4編成+バラ4編成

現状はこんな感じです。
8連運用が9運用に対し、8連固定と4連をフルで使うとしても8編成分にしかなりませんので、結果的に最低でも1運用は6連+2連を組成する必要があります。しかし、4連のバラ編成は必ずしも8連運用に就くわけではありませんし、予備も必要でしょうから、少なくとも予備として3~4編成ほどは2連編成が必要ということになるでしょうね。そのため、現状の運用数ならば、10050型2連編成は全編成が館林に転属することは出来ず、3~5編成ほどは本線系統で使う編成を残すということになるでしょう。


現状の2連編成の運用状況

それでは現状、長編成区間で2連編成は何編成ほどが活躍しているのでしょうか。10050型の2連編成は11251F~11268Fの18編成が存在しますが、そのうち、館林転用済が5編成、津覇入場中が5編成、休車中が2編成、そして運用中が6編成(なお同時運用入りは5編成)となっています。長編成区間での活躍編成は11251F,11252F,11264F,11265F,11267F,11268Fです。6編成が運用中ではあるものの、実際には1編成の短期間の離脱と復帰を繰り返しており、同時運用数は5編成ほどになっているというような状況ですね。また、11255Fがもう1編成活躍していましたが、検査切れと共に離脱しています。
先ほど8連運用には3編成分ほど必要なのではないか?と言っていましたが、その分と、あとはバラで残る4連編成の連結相手に2編成分ほど、これで5編成の活躍というような形になっています。8連運用以外にも、数は非常に少ないものの、バラで残る4連編成の連結相手にもなっていることから、やはり本線用には5編成分ほどは必要というような状況でしょうね。

これらのことから、おそらくワンマン改造が行われるのは、最大でも12~13編成ほどというようなことになるでしょうね。5~6編成分ほどは引き続き長距離路線で使っていくのではないかと思います。今のところ、2連編成に廃車が出る気配はありませんので、おそらく改造対象は現在休車中の11253F,11255Fまで、もしくはこれプラス1~2編成ほどで収まるのではないかと思います。少なくとも3~5編成ほどは長距離路線用2連編成を残すのではないか?とは思います。

今回は長距離区間における2連編成の必要数を考えてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!