JR東日本 主要路線の余剰車の数は!? 余剰車はどのように扱われているの?


こんにちは!
今回はJR東日本の各路線における余剰編成に関する記事を書いていきたいと思います。 
2021年や2022年改正においてコロナ禍を原因としたさまざまな路線における減便が行われてから早くも数年が経過しました。この減便によって各路線で多数の余剰編成が誕生しました。今回は2024年改正以降の各路線の余剰編成の数、そしてその余剰車がどのように扱われているのか、首都圏の主要路線を中心に、どのような状況になっているのかを見ていきたいと思います。

各路線の余剰数

それでは各路線の余剰編成の数を見ていきたいと思います。

山手線

編成数:E235系 50編成 運用数(最大):38運用 予備数:12運用
まずは山手線E235系。山手線E235系は最大運用数が平日の38運用で、予備数は12編成となっています。JR東日本の路線で最大の余剰数の路線となっています。余剰編成は基本的にただの予備となっていますが、E235系は現在ワンマン・ATACS改造も行われており、この改造予備としての側面もあります。それでも余剰数は多い状況ですね。

京浜東北線

編成数:E233系 82編成 運用数(最大):75運用 予備数:7編成
続いては京浜東北線です。京浜東北線は配置82編成に対し最大75運用となっており、7編成ほどが予備ということになります。大まかに見て3~4編成ほどが余剰ということになるでしょうかね。こちらの余剰編成については、こちらもATACS・ワンマン改造の予備に使われるほか、機器更新予備編成としての側面もあり、各種工事の予備編成として使われることから、他路線の余剰編成ほど暇を持て余しているという状況でもないでしょうね。各種工事が終われば、余剰編成の出てくることになりそうです。

中央快速線

編成数:209系 2編成 E233系 60編成 計62編成 運用数(最大):55運用 予備数:7編成
中央線です。中央線は55運用に対し62編成が所属しており、7編成が予備という形です。しかし、中央線はグリーン車の改造や試運転が行われている最中で、10連編成が1編成、6連編成が2編成(現時点)常に離脱しているような状況となっており、実質的に運用に就いている編成は59編成というような状況です。こちらはグリーン車の組み込み完了までは様々な要因で流動するでしょうし、209系はグリーン車営業が始まれば運用を撤退しますので、あくまでの暫定的な体制ということになります。


中央・総武緩行線

編成数:E231系 58編成 運用数(最大):54運用 予備数:4編成
中央・総武緩行線は58運用に対し、54運用となっており、予備は4編成です。コロナまでは2編成でしたので、予備が増えてはいますが、
それでも割と少なめですね。こちらは完全な予備で特段何らかの別の用途に使われているということはありません。

上野東京ライン湘南新宿ライン系統

(小山基本編成)編成数:E231系49編成 E233系16編成 計65編成 運用数(最大):59運用 予備数:6運用
(小山付属編成)編成数:E231系35編成 E233系18編成 計53編成 運用数(最大):50運用 予備数:3運用
国府津基本編成)編成数:E231系42編成 E233系17編成 計59編成 運用数(最大):55運用 予備数:4編成
国府津付属編成)編成数:E231系34編成 E233系21編成 計55編成 運用数(最大):51運用 予備数:4運用

UTL,SSL系統の予備数ですね。配置先のそれぞれの予備数は3~6運用とそこまで多くないように見えますが、両方の配置の予備を足すと、基本編成予備10編成、付属編成予備7編成ですから、割と多めの予備数となっていますね。小山車の基本編成については恒常的に尾久に疎開する編成が、交代で発生しているようです。またE231系付属編成はS14編成が電柱衝突事故で離脱をしています。それ以外の予備についてはE231系の機器更新予備などに使われているというような状況ですね。

京葉線

(10連貫通)編成数:209系 1編成 E233系 20編成 計21編成 運用数:18運用 予備数:3運用
(10連分割)編成数:E233系 4編成 運用数:2運用 予備数:2運用 予備数:2編成

京葉線は今年の改正で分割編成の運用数が削減され、2運用となってしまいました。そのため基本が3編成、分割が2編成予備があるという状況です。こちらも何らかの改造予備等になるということはなく、単純な予備ということになります。

埼京線

編成数:E233系 38編成 運用数(最大):36運用 予備数:2編成
埼京線は近年の減便の煽りはあまり受けず、2予備を維持しています。相鉄直通線やりんかい線の兼ね合いもあり、なかなか運用数は減らせないということでしょうね。

横浜線

編成数:E233系 28編成 運用数(最大):26運用 予備数:2編成
横浜線も減便の煽りを受けず2予備を維持しています。コロナ前と同じ数ですね。

南武線

編成数:E233系 36編成 運用数(最大):33運用 予備数:3編成
南武線は2022年改正で1運用が減らされ、33運用3予備となっています。特段過剰な余剰数ともいえない状況ですね。南武線はワンマン改造が行われていますので、こちらの予備編成はワンマン改造予備として使われているような状況ですね。

常磐緩行線

編成数:E233系 19編成 運用数(最大):16運用 予備数:3編成
常盤緩行線については3予備となっています。ワンマン対応未施工編成が2編成誕生するようで、こちらの動向がきになる所ですね。

常磐快速線

E531
(基本編成)編成数:E531系 26編成 運用数(最大):22運用 予備数:4運用
(付属編成)編成数:E531系 40編成 運用数(最大):38運用 予備数:2運用
常磐線はローカル地区でも使われる付属編成は予備数が2編成となっていますが、基本編成には若干の余剰が発生していますね。E501系などの動向なども併せて今後が気になる所です。

こんな感じですね。後は房総地区・高崎地区・八高線・相模線などの支線系統がありますが、主な主要路線の状況を挙げるとこんな感じになりますね。
各路線若干の予備があるような状況ですが、今後この予備車たちがどのような動きを起こすのか、注目なのかなと思いますね。何らかの動きはあるのでしょうかね。
最後までご覧いただきありがとうございました!