YC1系が更に追加製造!導入路線はどうなる?【長崎本線キハ47代替?】


こんにちは!
今回はJR九州の新型車両導入予定に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、JR九州の決算報告が行われ、その報告の中で、車両更新に関する記載がありました。JR九州の車両更新については、811系のリニューアルとYC1系の製造が記載されていました。これまでの有価証券報告書の中で、811系のリニューアルは2028年3月まで、YC1系は2027年3月まで行われる予定となっています。YC1系については、2027年3月までにあと10両超ほど作る予定であるようで、引き続きの製造が見込まれます。それでは今後新たに作られるYC1系は今後どこに配備されるのでしょうか。今回はそのことについて考えてみたいと思います。


基本は佐世保配置?

YC1系は現在の所、佐世保車両センターに集中配置されています。これに加え、佐世保には引き続きキハ47系が10両在籍し、長崎本線で活躍していることを考えると、YC1系を佐世保に集中配置すると見るのが妥当かなと思います。整備の面で見ても、佐世保に集中配置をするメリットは大きそうですね。
2022年9月の長崎本線非電化と同時に佐世保に配置されるようになったキハ47系ですが、実は導入時に、いずれYC1系に置き換えを示唆するような報道が行われています。
www.saga-s.co.jp
2022年11月の佐賀新聞の報道です。長崎本線非電化区間ハイブリッド車を入れることを、佐賀県JR九州に要請しているのですね。これに対し、JR九州側は「気動車は電車に比べて環境への影響を配慮することが必要だと考えている」という回答も出しています。長崎本線の電化設備撤去費用を佐賀県に1/3出して貰っているJR九州からすると、こういった兼ね合いもあり、この区間にYC1系導入を優先するというのは十分に考えうるのではないかと思いますね。
置き換えられるキハ47はトイレ改造等、多少のリニューアルが行われていますので、引退はもったいないのでは?と思われるかもしれませんが、この区間から置き換えられた後もキハ47は別線区でも引き続き活躍する路線があるでしょうから、転属することも可能でしょうね。機関換装・トイレリニューアル車ということで、鹿児島や直方などに転属する可能性もあるのかなとは思いますね。

長崎本線 キハ47

その他、YC1系がキハ47を置き換えた後に残る数両については、817系などの電車の運用再編に使われる可能性もあると思います。佐世保線等の電化区間でもYC1系運用を増やし、817系を他線区に転属させる可能性もあるでしょうね。例えば宮崎地区では713系が1運用残っており、こちらの代替に長崎の817系が転属する可能性も考えうるのかなと思います。
YC1系の追加製造分についてはおおむねこのような使われ方をするのではないかなと予想しますね。
今後、YC1系がどこに導入されるのか、注目したいですね。
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