819系が鹿児島本線折尾~二日市で定期運用誕生!その理由とは?


こんにちは!
今回はJR九州鹿児島本線に関する話題です。
今回の改正は415系や713系もそうですが、JR九州の改正が特に目立ちますね。今回の改正では819系の鹿児島本線での運転拡大が始まっています。そもそも819系の鹿児島本線における定期運用は2022年改正からスタートしています。香椎線西戸崎7:47発 鹿児島本線直通の博多行きが運行されており、この列車は香椎から鹿児島本線を走行し、博多まで運行する直通列車となっています。この1日一本の列車が鹿児島本線における819系の定期運用です。なぜこんな列車が運転されているのかということですが、819系の常駐先である竹下の車両基地への送り込みを兼ねているのですね。そういった運用がこの運用です。この運用に加え、819系5300番台の本来の運行区間とは全く関係ない鹿児島本線内完結運用が今回の改正から誕生しています。充当列車は以下の通りです。

博多9:37発 折尾10:50着
折尾10:58発 二日市12:33着
二日市12:56発 折尾14:35着
折尾14:57発 博多16:09着

博多~折尾1往復、二日市~折尾1往復の運用となっています。819系のこれまでの運用区間には含まれていなかった博多~二日市、折尾~香椎間が新たに運行範囲に加わっているのですね。この運用は先ほど紹介した西戸崎~博多間の運用からそのまま流れる形になります。これまでは博多到着後に竹下に入庫していましたが、今改正から鹿児島本線でバイトすることになったのですね(笑)2両を2編成繋いだ4両編成での運用となっています。

819系
このバイト、単純に車両不足が影響して誕生した…というわけではありません。意外な理由が絡んできています。その理由というのが、自動列車運転支援装置の実証運転のためです。基本的な加減速制御を自動化しつつ、運転手による手動介入も可能なシステムが自動列車運転支援装置ということのようですが、このシステムを搭載している車両が819系であり、鹿児島本線においてもこのシステムの実証実験をしたいということで、このような運用が誕生しているとのことなんですね。ご存じの通り、香椎線では今改正からGOA2.5による自動運転(運転手が乗務しない自動運転)がスタートしており、更に鹿児島本線でも自動運転システムの導入を目指しているとのことで、JR九州は自動運転に積極的ですね。今後は自動運転も珍しいものではなくなってくるのだろうなと思いますね。
415系も819系も運用拡大と、鹿児島本線の改正は面白い物になったなと思います。今回は819系の鹿児島本線運用に関する話題でした。
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https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2024/02/22/240222_jidouunten_2.5_2.0.pdf

819系の鹿児島本線自動運転に関するプレスリリースです。