こんにちは!
今回は南武支線205系1000番台W4編成に関する記事を書いていきたいと思います。
今年の3月頃ぐらいからでしょうか、南武支線及び鶴見線の車両たちの車内に小変化がありました。この小変化というのが結構目立つものでありますので、今回は取り上げたいと思います。205系1000番台W4編成の車内を見てみましょう。
座席の袖仕切り部分になにか貼ってありますね。拡大してみましょう。
こんな感じのステッカーです。
「乗務員の指示に従い、列車から外に出る方法」というステッカーが貼ってあります。更にその下には小さなステッカーで、「津波警報発令時、このハンドルを扱ってドアを開けて避難してください」というステッカーも貼ってあります。緊急時の対応方法のステッカーが車内に追加されているのですね。このステッカーはE127系にも貼り付けられているようです。(貼り付け場所はドア上だとのことです。)また鶴見線E131系1000番台にも貼り付けられています。
こちらですね。なぜか拡幅車体の架空形式の絵柄ですが、南武支線のステッカーとは異なり、鶴見線カラーです。
このようなステッカーが設置されています。
特に205系の座席の袖仕切り部分のステッカーは目立ちますね(笑)随分と印象が変わったような気がします。205系も1編成になった中、また車内に変化が出るとは思いませんでしたね。
この他にも浜川崎駅には避難場所を記載したポスターも掲出されていました。
これも以前までは無かったですね。
ここ数ヶ月ほどで津波に対する掲出が南武支線・鶴見線において増えたみたいです。
鶴見線・南武支線の活躍している京浜工業地帯付近は海に近い路線ですから、確かに津波に対する危機感が高まるのは当たり前のことでしょうね。しかし、この数ヶ月で急に車内外の掲出を増やしたのは一体なぜなのでしょうね?
このような掲示が追加された南武支線・鶴見線ですが、両線において、どのぐらいの高さの津波が来るのでしょう?津波予測と言うのはネットに転がっていますから、今回は川崎市が公表しているハザードマップを見てみましょう。
www.city.kawasaki.jp
川崎市 津波ハザードマップ (上記サイト)より引用
黄色が1.2~2.0mほど、青は0.5m以下です。
ハザードマップの中でも鶴見線・南武支線辺りを拡大してみました。これを見る限り、鶴見線の扇町・昭和・浜川崎・安善・弁天町辺りは最大2mの津波が届く可能性がある駅に指定されているのですね。更に南武支線でも川崎新町・小田栄辺りには青ではあるものの津波が届く見込みになっています。小田栄・川崎新町の方まで届いてしまうのですね。かなり内陸の方まで届くのだとびっくりしました。
このハザードマップを見てみると、やはり南武支線や鶴見線の車内で津波警報発令時の対応方法ステッカーを貼るのは良い施策でしょうね。車内でこのようなステッカーが貼り付けられたことで、おそらく私のようにハザードマップを見てみた…という住民の方もいらっしゃるかと思います。注意喚起という面で見ても良い施策だと思いました。
しかし、2mの津波というと、浜川崎~扇町に電車が止まっていたら、ダメになってしまうでしょうね。鶴見線に新型車両を入れるというのは結構リスキーなことでは?と思いました。E131系が津波でダメになる…なんてことが起こらないことを願うばかりです。
今回は南武支線205系の掲示と、南武支線・鶴見線の津波ハザードマップを見てみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!