【主張激しい】E231系Mu1編成 なぜJRマークが一車両に5個も付いているの?


こんにちは!
ダイヤ改正まで残りわずかとなっていますが、今回も軽めの記事を書いていきたいと思います。
武蔵野線で活躍中のE231系の中でもかなり人気のMu1編成。この編成はE231系の中でも900番台の車両で、E231系の試作車の車両です。もともとは209系950番台として製造され、のちにE231系編入された編成です。そんなMu1編成、他のE231系と異なる見た目をしています。どういった点が異なるのかと言いますと、クハにJRマークが5つも付いているということです。E231系のJRマークは通常、前面顔の帯に1か所と側面帯に片面1個ずつ、合計3つ付いているのですが、Mu1編成に関してはこれに加え、209系や205系などと同じように、戸袋部分にも大きなJRマークが付いており、合計5つのJRマークが付いています。


戸袋部のJRマーク
今回はなぜ1車両に5個もJRマークがついているのか、そのことを記事にしたいと思います。

もともとは3か所のみだった!

実はMu1編成、元々は3か所のみの貼り付けでした。そもそもMu1編成は武蔵野線に来る前、中央・総武各駅停車線でB901編成として活躍していました。総武線で活躍していた頃は、側面帯の上のJRマークはついておらず、前面マーク+戸袋部分の3か所に設置されていました。これは209系500番台と同様の箇所に設置されていました。これはもともとB901編成が209系950番台であったことに由来します。


B901編成時代

ところが武蔵野線に転属する際、JRマークの位置が他のE231系と同じく、側面帯の上に変わってしまい、戸袋部分のJRマークははがされてしまいました。2020年の転属の際ですね。E231系900番台は機器更新に際し、他のE231系とほぼ変わらない走行装置に更新され、更に帯も貼り替えたことから、他のE231系と仕様を揃えたものと推測されます。そのため、転属当初は他のE231系と同じく、前面帯+側面帯の3か所のJRマークになりました。総武線時代も含めて、この時点まではJRマークは3か所のみの設置でした。




ところが2022年4月、突如として戸袋部分のJRマークがMu1編成に復活します。この際、側面帯のJRマークも取り外していないため、JRマークの貼り付け位置が前面帯+側面帯+戸袋部となり、一車両に5か所もJRマークが設置されることになったわけです。ちなみになぜ戸袋部分のJRマークが復活したのか、その理由は定かではありませんが、京葉車両センターの方がMu1編成だと一目見て判断できるようにしたのでしょうかね?JRマークが復活した理由は定かではありません。

このような経緯でMu1編成はJR主張が激しい編成となったわけです(笑)ただでさえ長生きな試作車というのはかなり珍しい存在にも関わらず、見た目まで唯一無二の存在になってしまうMu1編成はなかなか面白いなと思いますね。今後の活躍にも期待です。
最後までご覧いただきありがとうございました!