こんにちは!
さてさて、面白いことになってきましたよ!昨年のダイヤ改正から651系に代わり、E257系5500番台があかぎと草津・四万を担うようになり、高崎線特急専属編成はOM-53~OM-55編成となりました。3編成分の専属編成がいますが、それに対し、運用も3運用設定されています。つまり、予備がゼロであるということです。そんな中、いよいよこの時がやってきましたよ!E257系5500番台の検査開始です。昨日、5500番台のOM-53編成が大宮総合車両センターに検査のために入場しました。これまで2000番台や2500番台の入場はありましたが、5500番台としては初の入場となります。そうなると、3運用に対し、稼働可能な5500番台が2編成しかないわけですから、長期間に渡り専属編成が足りなくなってしまうのです。2023年の改正の頃からこの時を心待ちにしていましたよ!まさしく『恐れていた車両不足』です。果たしてJR東日本はこの予測していたであろう窮地?にどのように立ち向かうのでしょうか?今回はそのことについて考えてみたいと思います。
OM-51,52 or NC31~34を使う
応えは単純明快なもので、波動用のOM-51,52編成か踊り子用のNC31~34編成を使うことになります。これまでも定期的にNC編成の草津・四万は運転されてきましたので、それと同じ措置ということになります。NC編成については、東海道と一部のあかぎ運用の定期運用が3運用設定されていますので、残りの予備の1編成を5500番台の運用に回してしまえば良いというわけです。波動用OM51,52は定期運用も持っていませんので、なおさら入れやすいということになります。この編成たちが不足分を補うことになるのでしょう。しかし、OM-51,52はコンセントが設置されていませんので、特に通勤特急の側面もあるあかぎを含む運用にはなかなか入れず、代走の場合は2500番台を優先的に充当させてきたのがこれまでの傾向です。しかし、車両不足初日の昨日はいきなりコンセント無しのOM-51編成を充当させていたみたいなので、少なくとも検査で車両が足りない期間は関係なく入れていくのかもしれませんね。ただ、おそらく2500番台が使える状態の場合は極力2500番台を優先させそうな気はするのですけれどもね…。その辺りは今後分かってくるかと思います。
E653系鎌倉充当はこれを見込んでのことだったのかも
話は変わりますが、これまでE257系のOM-51,52で運行されてきた特急鎌倉がダイヤ改正以降、E653系での運転となっています。その狙いを考えるという記事を以前書きました。
e231211.hatenablog.com
当時、E257系5500番台に余裕を持たせたいからこそ、鎌倉をE653系にしたのではないか?と書きましたが、余裕を持たせる理由の一つは、5500番台の検査期限が迫ってきていたというのもあるのかもしれませんね。専属編成の検査期限が迫っているということは、波動用か踊り子用を使わざるを得ないわけですが、こちらまで不足してしまうと最悪運休ということになってしまいます。そうならないよう、できる限りE257系5500番台の臨時運用を減らし、専属編成が検査入場している際の草津・四万の予備に余裕を持たせる狙いもあったのではないかということです。OM-53が入場したということは、同じような使われ方をしているOM-54,55も近いうちに入場が見込まれます。そうなるとOM-51,52,NCの代走はトータルで3~4か月ほどに及ぶ可能性があるわけです。その際の予備に余裕を持たせるため、E257系5500番台の波動用運用を減らしたのではないか?と考えることも十分できるのかなと思います。E653系東大宮常駐は実質的に高崎線特急のE257系の予備捻出にも役立っていたのだろうと考えると、この1編成の有無は本当に大きかったのだなと改めて感じますね。
今回は高崎線特急に関する記事でした。今後の代走が楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました!