こんにちは!
今回はリニア鉄道館に関する記事を書いていきたいと思います。
リニア鉄道館は車両の入れ替わりが比較的多いことで知られる鉄道のテーマパークですね。「リニア鉄道館」という名前のどこにも「博物館」という名前が無いことからも分かる通り、博物館法に基づく登録博物館に設定されていないので、リニア鉄道館は博物館ではありません。そのためリニア鉄道館は博物館に似た鉄道テーマパークという扱いになるわけです。こういったことも影響してなのか、リニア鉄道館の車両の入れ替わりはかなりあります。2011年に開業して以降、展示物は度々入れ替わっています。まず、2013年末を以て300系量産車の展示車両であった300系J21編成が展示を終了し、代わりに700系C1編成がやってくるという展示物入れ替えの動きがありました。これが最初の入れ替えです。続いて、二回目は2019年に外の休憩用車両の117系3両が撤去され、代わりにN700系3両がやってきました。撤去された117系は先頭車1両(クハ117-30)のみがリニア鉄道館の屋内に移動し、2両は解体されました。なお、屋内移動した117系の代わりに、381系のクロ381‐11が解体されました。このようにこれまで計4両の車両がリニア鉄道館を去っています。この展示車両入れ替えの動きが再び起きようとしています。今度入れ替わるのは922型ドクターイエローです。現在、リニア鉄道館には922型T3編成の先頭車922‐26が展示されています。T3編成はJR西日本所有の車両でした。そのため、JR東海の施設にJR西日本の車両がいるというなかなか面白い状況でしたが、この状況も終わることになるようです。昨年以来、度々922型がリニア鉄道館を去ることが報じられています。
922型 T3編成
www.hokkoku.co.jp
922型はリニア鉄道館を去り、今年の5月頃から、白山市立高速鉄道ビジターセンター(トレインパーク白山)に展示されることになると報じされています。白山にある北陸新幹線の車両基地に隣接した施設ですが、こちらに922型が移設されるとのことですね。922型は北陸とは関係のない車両ですが、最も新しい新幹線が存在する北陸の地に、初代の検測車両が展示されるというのは一つ意味のあることかもしれませんね。解体にはならないだけでも十分だと思います。
それでは922型の代わりに何がやってくるのか?ということになりますが、代わりにやってくるのはやはりドクターイエローです。923型JR東海所有のT4編成がやってくるようです。初報は昨年6月の中日新聞だったのかと思います。更に、今年の1/6には産経新聞も「展示を検討」と報じており、複数の大手新聞が報じている現状を考えると、やはり923型がやってくるのがほぼ確定路線だろうと思いますね。
引退の「ドクターイエロー」人気加速 イベント競争率100倍、リニア・鉄道館に展示検討へ(産経新聞) - Yahoo!ニュース
リニア鉄道館の中でもドクターイエロー同士の世代交代になりそうなわけです。追記:このようなことを書いていたら、この記事の公開翌日に922型の撤去と、923型T4編成の展示が発表されました。
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044016.pdf
たまたまですが、記事公開翌日にプレス発表されるとは驚きでした(笑)
このようになると、JR東海が他のJR世代の車両もリニア館に車両を展示することはあるのでしょうかね?キハ85‐1やクモハ211‐5001が解体されずに残されていますので、これらがリニアに来て、また何か追い出される車両は出てくるのか、この辺りは一つ注目でしょうかね。また、922型がやってくる白山がある種JR西日本の第二の博物館のような存在となり、新幹線が集まったりすることはあるのか?というのも注目なのかなと思います。今後引退する500系や700系レールスターなんかを展示して、JR西日本の新幹線博物館のような形にしても面白いのかなとも思うのですが、現実性はあまりないでしょうかね。
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