【まさかの修繕】長総長年留置のED60 1の気になる修繕目的 2025年度末にリニューアルが予定されている青梅鉄道公園は注目?


こんにちは!
今回は長野総合車両センター留置の車両に関する記事を書いていきたいと思います。
現在、長野総合車両センターには多数の引退した車両が留置されています。189系N102編成のクハや、EF65 1104,1105、115系クモハ115‐1030、クモユニ143、DD16 11、クロ253‐1などです。それぞれの車両の詳しいことについては以下の記事で紹介していますので、こちらをご覧ください。
e231211.hatenablog.com
これらの車両はほとんどの車両が2010年以降に留置車両に加わった車両です。しかし、その中でも一際古くから留置されている車両が存在します。その車両がED60 1です。
ty
ED60 1は1958年に誕生し、1985年に除籍された電気機関車です。ED60自体は合計で8機製造されており、主に大糸線阪和線などで活躍しました。ED60は後に誕生したED61以降や、EF60以降などの新性能電気機関車の先駆けとなった車両であり、形式としては非常に価値のある車両となっています。このことが影響してなのか、廃車から約40年経ちますが、ずっと長野総合車両センターにおいて保存が続いています。しかし、逆に言えば、廃車から約40年、行先もなく長野に留置されているということではありますが、行先が無いながらも保管し続けているということで、JRもその価値を認めているのだろうと思います。長野の保管車両は2019年以降ガラッと変わりました。長年保管され続けていたED62 1、EF62 3、EF63 15,19、DD16 302が2016年と2019年に解体されるということが起こりました。この際、長野の保管車両としてはED60とクロ253‐1のみが残るといった状況になりました。その後、先述のような保管車両が新たに加わったということで、ある意味長野の保管車両の整理と追加が行われたという形になります。その際に電気機関車として唯一残った車両がED60であり、更に今回整備されているということですから、良かったと思いますね。
【JR東】ED60-1が長野総合車両センターで修繕の兆候 |2nd-train鉄道ニュース
ED60整備に関するニュース記事です。



しかし、なぜED60がこのタイミングで修繕されたのでしょうか。このタイミングでの修繕ともなると、どうしても勘ぐってしまうのが、青梅鉄道公園のリニューアルですね。2025年度末に青梅鉄道公園がリニューアルの上、再開園することが発表されています。その際に、3両ほど展示車両を追加することが明らかになっています。その際、交通新聞で追加車輛候補として明言されているのが201系です。これ以外の車両については明言はされていませんが、ヒントとなる文言は発表されています。その文言と言うのが、「中央線を走っていた車両などが予定されています」という文言です。更に公式プレスリリースでもリニューアルのコンセプトが発表されており、そのコンセプトは「中央線・青梅線の鉄道の歴史を伝える学びの場」ということです。このようにかなり中央・青梅線向けの展示内容になることが示唆されています。それではED60は中央線に関係のある車両なのでしょうか?
ED60は1~3号機は甲府機関区に配置された車両であり、その後は北松本の所属でした。2、3号機は阪和線に転属した時期もありましたが、1号機はその後北松本に一貫して配置されており、北松本では大糸線で使われ、松本駅などにも乗り入れていました。このように、特に1号機は中央線付近に配備されていたのは紛れもない事実です。中央線に大いに関係があるかどうかは微妙ですが、比較的中央線に近い箇所で活躍していたのは事実ですね。またED60の場合、ED61など中央線で活躍した機関車の基となった機関車ですから、こういった点を考慮しても、青梅に入ることにそこまでの違和感はないのかなと思います。こういったことを考えても、ED60が青梅に入る可能性も在るのだろうと思います。
ED60は2010年付近にも塗装などの整備が行われたことがありましたが、その際は特に動きは無かったため、今回の動きも必ずしも青梅入りを見越したものではない可能性はあるとは思います。しかし、このタイミングで再整備となると、どうしても青梅入りを推測してしまいますが、果たしてどうなるでしょうね。今後の動きにも注目でしょうか。仮にED60が青梅入りするとなると、残りの1両はどうなるでしょうね?189系N102編成?EF64 37?クロ253‐1?それともその他?こちらも気になる所です。
最後までご覧いただきありがとうございました!