185系は検査を通し現役続行なのか?最新の波動用状況を見る【E257系2000番台の波動用化?】


こんにちは!
今回は185系に関する記事を書いていきたいと思います。
さて、185系B6編成の検査期限が6月に迫っているという噂もあります。6月というのは春の臨時列車の活躍期間ということで、7月以降は夏の臨時列車となり、一つの節目となります。検査期限+6月末の検査期限ということで、このタイミングで引退するのではないか?という噂もありますが、実際の所どうなのでしょうか。今回は現在の波動用車両の現状を見ていきたいと思います。最初に断言しておきますが、185系の今後の予測の結論を出すことはしません。はっきり言って予測不可能です。あくまでも2024年3月以降の波動用車両の運用状況を紹介し、そこから185系の今後を予測していただきたいと思います。こういった結論を出さない記事というのも今後増やしていきたいなと思います。

最新の波動用車両状況

まずは最新の波動用車両状況をまとめていきたいと思います。
波動用車両状況なんて変わっていないだろ?と思われるかもしれませんが、実際の所、今改正から若干状況は変化しています。なぜなのか?ということですが、E257系を中心に余剰が発生しているからです。
まず従来からの波動用車両をまとめていきます。

東大宮
E257系5000番台×3編成(OM-91~93)
E257系5500番台×2編成(OM-51,52)
185系×2編成(B6,C1)
E653系×1編成(K70orK71):春は特急鎌倉専属

【勝田】
E653系×1編成(K70orK71)



こんな感じですね。
基本的にはこの通りなのですが、実質的に波動用車両が増えています。何なのかと言うことですが、E257系2000番台です。
E257系2000番台の運用が今改正から1運用削減されています。その影響で1編成が波動用に転用されていることが明らかになっているのですね。これが明らかになったのは労働組合資料からです。しかし、実際の所、特定の1編成が波動用として定期運用を撤退したという形ではなく、予備運用を増やし、必要な時に臨時運用に就かせる波動用となっています。このように2000番台に余裕が出来ており、9両編成の波動用編成が1編成増えているような状況です。
またこれに加えE657系の運用も今改正から1運用削減されています。これも労働組合資料で指摘されていることですね。そのため、こちらも波動用として使おうと思えば使える状況です。実際に今回の臨時列車からE657系によるネモフィラ平塚号も運行されており、臨時運用にも就いています。こちらも合わせると繁忙期に使える車両はE257系×1編成、E657系×1編成増えており、長編成波動用は増えているような状況ですね。ここにプラスして255系も余っている状況です。現在は臨時延長で4編成が活躍していますが、本来の改正後の動きを見ていると、255系による波動運用は1運用程度に抑えられていたことから、おそらく1~2編成ほどを波動用として仕立てていたものと思われます。このことも考えると、改正以降波動用編成はE257系×1,E657系×1,255×1~2編成ほど増えているものと思われます。
またE653系K71編成が昨年秋から増え、E653系の波動用編成が2編成となっており、このうちの1編成が今年の春の臨時列車からは特急鎌倉のほぼ専属編成となっています。このことによりE257系5500番台が鎌倉以外で最大2編成稼働可能となっており、本日もOM-51が臨時の草津四万、OM-52があしかが大藤大船号として同時稼働しています。E653系の鎌倉専属化によりE257系5500番台が稼働しやすくなったのも事実です。こちらの詳細は以前の記事をご覧ください。
e231211.hatenablog.com

現状ではこのような状況ですね。
これらを見ていると波動用車両のゆとりは増えているように思えます。しかし短編成波動用は依然として少ないという状況でしょうね。E653系が増えたとはいえ、こちらは7両ですので、有効長が6両のあしかがフラワーパーク臨・土合臨・南武線臨・富士急行臨などには使えません。これらがどう作用するかということでしょう。またE257系500番台の方の動きも気になりますね。

今回は波動用状況を見てみました。E257系やE657系の余剰がどのように作用するのか、そしてE653系を鎌倉専属にした意味、この辺りが注目なのかなとは思いますね。正直185系が残るか残らないかは5分5分だと思っています。本気で撤退させようと思えば出来なくは無いと思いますし、余裕をもって波動用を残したいなら185系も残すでしょう。
後、B6編成は2024年6月検査期限とはなっていますが、実際の所、ほぼ走っていなかった期間もありますので、検査期限は多少伸びていると思います。そのため6月即検査切れということにはならないと思います。そのことは付記しますが、ただ近々検査が切れるのは間違いないと思いますので、いずれにせよ長く残すなら検査を通すことにはなると思います。また185系が臨時運用を撤退しても、2022年ごろのように団臨専属客寄せパンダとして残る可能性もあるでしょうね。特にC1編成の方はその可能性もより高いと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!