こんにちは！
今回は西武国分寺線に関する記事を書いていきたいと思います。
今年度から西武鉄道はサステナ車の譲受を開始することが明らかになっています。今年譲受するのは小田急8000形のみで、2025年度からは東急9000系も成就することとされています。小田急8000形は西武国分寺線で活躍することが明らかになっており、国分寺線で活躍している西武2000系6連車を置き換えるものと思われます。そのため、今年度から国分寺線をメインの活躍とする西武2000系6連車の置き換えがスタートするのではないか…?と言われていましたが、実は既に新2000系6連車も含めて、国分寺線の世代交代は始まっています。なぜサステナ車の導入前に世代交代が始まっているのでしょうか。そもそも何の形式で置換が進んでいるのでしょうか。今回はその世代交代について見ていきたいと思います。
新2000系リニューアル8連車の転入
それではどの形式で置換が進んでいるのか?ということですが、実は新2000系です。新旧2000系を新2000系で置き換えるという動きが昨年から2例発生しています。西武国分寺線用となったのは元々8連で活躍していたリニューアルの編成です。この編成群のうち、2077Fと2088Fの2編成が6連化されています。この編成で旧2000系の2031Fと新2000系の2045Fの2編成が廃車となっています。そのため、2編成の転属後の国分寺線用6連車の編成は以下のようになっています。
2047F【リニューアル】
2049F
2051F
2053F
2077F【リニューアル】
2081F【リニューアル】
現在は基本的にこの6編成で回しており、足りない場合は4＋2の6両が時々走行するというような形態になっています。
このように既に2031Fと2045Fが新2000系に置き換えられており、世代交代が実質的に始まっているような形になっています。サステナ車導入を前に動きは出ているということなんですね。
なぜ同形式同士での置き換えが発生するのか
それではなぜ同形式同士の廃車が発生するのでしょうか。
主な理由の一つにＭＧを搭載した編成を廃車にし、SIVの編成をできる限り残したいというのがあるのではないかと思います。西武2000系には補助電源装置がMGの編成とSIVの編成が存在しています。現在国分寺線で活躍している新2000系の中では、2051F,2053FがMGで、他はSIVです。これまで廃車になった2編成はMGを搭載した編成でしたし、減車された2編成はSIVの編成です。このようにSIVの編成でMGの編成を置き換えるというような形になっているのですね。新2000系の中でも、できる限り機器のメンテナンスのしやすい編成を残し、しにくい編成を廃車にするという選択肢を取ったという可能性があるのではないかと思います。
それに加え、これらの編成は内装の大規模リニューアルが行われているというのもあるでしょう。新2000系の中には2000年代後半から2010年代前半にかけて内装の大規模リニューアルを行った編成が存在します。新2000系から余剰廃車が発生するならば、できる限りリニューアル編成を残し、未更新編成を廃車にしたいと考えるのも頷けるところです。特に2081Fは、池袋線からやってきた未更新の2087Fに追い出される形で6連化されています。このことから減車措置を行う編成について、リニューアル車が重宝されているというのは分かるでしょう。リニューアルかつSIVという新2000系の中でも状態の良い編成を残し、あまり手の付けられていない編成を置き換えるという動きが起こるのはある意味当たり前の動きではあるのかなとは思いますね。
しかし、これも小田急8000形導入までの繋ぎではあるでしょう。小田急8000形の導入完了まであと数年はあるでしょうから、その残りの数年の間、古い編成に検査を通して走らせるよりも、バリアフリーにも対応した綺麗な編成で8000形の導入を待つ方がよいということでこのような判断になった可能性が高いと思います。
8000形導入後、6連リニューアルはどうなるでしょうね。4連や2連と組んで新宿線運用に就かせるということもできますので、これらの3編成は8000形導入後、新宿線線活用でしばらく残るのか、それとも即廃車なのか、気になる所です。それに加え若干数の運用がある拝島線6連運用の行方も気になりますね。こちらの専属編成としてこれらのリニューアル編成が残るという可能性と言うのは無いでしょうかね?いずれにせよ気になる所です。
こんな感じですね。ＭＧ編成の削減及びリニューアル編成の有効活用、これがサステナ車導入前のフライング世代交代の起こった理由なのかと思いますね。
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