2024年度導入のサステナ車の8000形が置き換える可能性のある車両は何なのかを考える


こんにちは!
今回は昨日発表された今年度度入の西武サステナ車に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日の西武鉄道の設備投資計画において、今年度のサステナ車両の導入本数が発表されました。今年度の導入本数は1編成ということで、意外と少ないなと感じたところです。小田急は昨年5000形の導入を行っておらず、昨年の余剰廃車は減車分の廃車であったようです。まだ小田急の設備投資計画が発表されていませんので数は分かりませんが、今年度も導入数は少ないのかもしれませんね。1編成が導入される8000形ですが、果たして従来車の何を置き換えるのでしょうか。今回はそのことを考えてみたいと思います。

8000形は国分寺線

まず8000形が導入されるのは6連路線の8000形です。現在では主に6連×6編成の2000系が活躍しており、車両不足時には2連+4連等の組成で走ることもあります。そのような状況です。国分寺線用の2000系は3編成がリニューアル、3編成が未更新となっており、リニューアル車が2047F,2077F,2081Fの3編成です。未更新編成は2049F,2051F,2053Fです。8000形が置き換えるならば、この未更新の編成のどれかということになるかと思います。それでは未更新編成の中でもどの編成が引退する可能性が高いのでしょうか。おそらく置き換えられるのは2051Fか2053Fのどちらかということになるでしょう。なぜなのかということですが、この2編成の補助電源装置がMGであるからです。これまで国分寺線では2000系リニューアル車を6連化して、従来の6連車を置き換えるという動きが起こっていました。その際に置き換えられた2編成は共にMGの編成でした。西武鉄道はMGの編成を優先的に置き換える傾向が続いており、この前例からも8000形が置き換えるならば、MG編成の置き換えということになります。後は検査期限次第でどちらが置き換えられるかということになるでしょうが、2051Fが前回検査が2022年9月、2053Fが2023年5月ということで、2051Fの検査期限の方が先にやってきます。そのため、置き換えるならば2051Fということになりそうです。




しかし、それでも2051Fの検査期限はまだ2年以上の猶予がありますので、早急に置き換えなければならないか?と考えると、そうとも限らないかもしれません。8000形の初期不良などに備え、もしかすると導入後すぐの廃車は出ない可能性もあるのではないかとは思いますね。国分寺線用の2000系は2連や4連と連結して新宿線を走ることもできますが、8000形はそのような運用はしませんので、その辺りの兼ね合いであったり、また現状でも2連+4連の組成の国分寺線運用が割と高頻度で走っている現状がありますので、その解消で6連編成の予備を増やす可能性をあったりするのではないかということですね。更に、検査期限に余裕がある状況も加えると、必ずしも早急に廃車にする必要もないのかなとは思いますが、その辺りは西武がどう判断するかでしょうね。
このように2024年度導入分の8000形に置き換えられる可能性がある新2000系は2051Fである可能性が高いものの、8000形を導入したからといって早急に廃車はない可能性もあるのではないかと予想しておきます。せいぜい1編成の導入ですので、故障なども想定し、予備増に充てられてもおかしくないのかなとは思いますね。

このような状況かなと思います。まあ、西武は保有両数の削減に精力的に取り組んでいますので、検査期限に余裕があっても1編成でも多く廃車にするかもしれませんね。その辺りはどうなるか、それが注目ですね。後は40000系が3編成導入されますから、その分の廃車が別枠で出るでしょう。こちらも注目ですね。
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