房総特急減車 潰した「あの車両」ならば丁度良かったのでは?と勝手に考える


こんにちは!
今回は房総特急に関する独断と偏見の記事を書いていきたいと思います。
房総特急の減車騒動、暫定措置を取るほどには結構大きなことになっておりますけれども(笑)、おそらく、6月末からは無理やり5両化するのでしょう。快適性は多少落ちるのでしょうし、混雑便は通路側も含めほぼ満席状態になるのでしょうけれども、乗り残しが大幅に出るほどではないと思いますので、強行するのだろうなとは思います。それで良いのか…?という気はしますけれどもね。そんな減車騒動、「あの車両」を残しておけば、割と使える有効策になっていたのだろうな…と思う車両がいます。今回はその車両を用いた「架空の房総特急」を妄想してみたいなと思います。

E257系付属編成

その車両とはE257系の付属編成です。付属編成とは言えども、現在の踊り子で使っている2500番台のことではないですよ。かつて存在した2両編成の0番台の付属編成です。


E257系付属編成
この車両はかつて、E257系が中央線で活躍していたころに使われていた車両です。2両×5編成が存在していました。この車両の使い道は、9両の基本編成の増結用です。混雑が見込まれる便では9両編成のE257系の貫通側先頭車に、この2両編成の付属編成を連結して、11両編成で運行していました。この付属編成の基本編成と連結する側の車両は、車内の通り抜けが出来るように、基本的には中間車と同じようになっていますが、簡易運転台が設置されており、構内移動などでは単独走行もできるようになっていたという優れ者の付属編成です。この付属編成、2019年にE257系0番台が中央線を撤退した際、もちろんこの車両も撤退しました。その後、基本編成とは違い、転用されることが無かったのです。踊り子では修善寺踊り子の便には5両編成の2500番台の付属編成を連結することで、14両運転を行っていますので、活用方法が無かったのですね。そのため、2000番台化はされませんでした。かといって波動用になるわけでもなく、しばらく保留車になった後、2020年の秋ごろから5編成全車両が解体されてしまいました。当時、勿体ないと言われていましたけれども、使い道もなかったので、しょうがないよなと思っていた記憶がありますね。



ただ、今の状況ではこの車両を残しておけば色々と有効に働いたのではないかと思います。それを今回の房総特急騒動を見ていて感じました。現在9両or10両で運転されているわかしお・さざなみの房総特急の便は4運用分設定されています。255系運用が3運用分、そしてE257系10両編成が1運用分です。6月まではありますが、255系を置き換えたかったのに255系を引き続き使っているという本末転倒な状況になっています。この暫定措置で255系を継続した便の乗車率はどうなのかということですが、255系が使われる便のうち、朝・夕のわかしおなどは9両でも結構埋まっているのですよね。(予約状況を見た記事はこちら)これを全て5両にするということが心配されており、実際に暫定措置を取ったわけです。
ここから妄想に入りますが、もし付属編成が残っていれば、この4運用分は5両に付属編成を連結した7両編成で運行することが出来たのですよね。255系の9両やE257系×2編成の10両には及びませんが、それでも全車両5両編成にするよりはまだマイルドな減車措置が取れるわけです。255系が9両ですが、1両はグリーン車ですので、実質的に普通車の減車は1両で済むことになり、E257系500番台自体の運用は増やさずに7両に増車出来ます。付属編成がもし残っていたならば、これらを活用して、現状の運用数でも、混雑便のみ増車措置を取ることが出来たのになぁ…なんて思ったりもしますね(笑)

E257系付属編成は当時本当に使い道がなかったわけですので、あの当時は解体するので正解だったのでしょう。一部で言われている「E263系」は、E257系付属編成が余剰になった頃には、おそらく構想があった可能性が高いのですよね。そうなると、高崎線特急も房総特急も現在のような状況にはなっておらず、ここまで無理な減車や車両やりくりは行われていなかったはずで、その場合もE257系の付属編成は不要だったのでしょう。ただし、最終的にこのような状況になってしまいましたので、もし付属編成が残っていたならば、かなり有効に使えて、JR東日本にとっても使いやすい車両だったのではないかな?と思いますね。今になって考えると、あれはもったいなかっただろうな…と思います(笑)
今回はE257系に関する記事でした。房総特急の今後は果たしてどうなるのでしょうね。
最後までご覧いただきありがとうございました!