さらば!02系がひっそりと完全引退!さようなら運転をやらない理由は?


こんにちは!
今回は02系に関する記事を書いていきたいと思います。
今から10日ほど前、02系が完全引退するかもしれないという記事を書きました。
tetutoo28m32.hateblo.jp
これまでの報道で2023年度に02系が引退する予定であることが判明しており、その報道通りならば2024年3月31日が最後の運転のはずだということを記事にしました。どうやら本当に3/31が最終運用日だったようです。4月に入ってから一度も営業運転に就いていません。公式のアナウンスはありませんが、ここまで運用に入らないともなると、やはり運用離脱をしたと見るのが妥当かなと思います。最後の一編成はトップナンバーの02‐101Fでした。トップナンバーであり、なおかつこれまでの報道から保存を検討していると公表されていた02系ですので、おそらく02-101Fは少なくとも3両は保存されることになると思います。01‐101Fと共にゆっくりと余生を過ごしてほしいものですね。

2000系は製造期間が約1年半空いた時期がありました。コロナによる減収が影響していたと言われています。そのため、コロナが無ければ1年ほど早く引退していたのかもしれません。製造を止めた際に残っていた02系の大半がB修車であったということもあり、コロナに延命させられた形式でしたね。結果的に5年に及ぶ置き換え期間となりましたが、無事完了してなによりです。
02系の置き換え完了により、今後丸の内線ではCBTCの導入や、昇圧(600V→750V)の準備が進められていくことになります。なぜ02系のB修車がB修からあまり時間を置かずに廃車になったのかということですが、CBTCに対応できなかったからなのですね。昇圧は現段階では計画段階の話ですが、CBTCは近いうちにスタートすることになっています。こちらに対応できないようでは廃車にするしかないということで、廃車になるわけです。このシステムが導入されないならば、B修車だけでももう少し長命になったかもしれないですね。


そんな02系、特にさようなら運転等もなく引退していきました。東京メトロの近年の引退車両は03系、7000系とさようなら運転無しで引退しています。ただし、過去には千代田線6000系東西線5000系など、さようなら運転をして引退した形式も紹介します。それではなぜさようなら運転をしないのでしょうかね。これも報道から判明しています。03系の引退の際のインタビューです。
www.tetsudo.com
この記事に書かれている通り、6000系のさようなら運転の際に車内で混乱が発生したのですね。その教訓から03系以降の引退車両ではさようなら運転を行っていないということです。まあ、なんと言えばいいのか…。せっかくのメトロのサービスを踏み潰したような、残念な事象だなと思います。
ただ、もうさようなら運転などする必要ないと思いますよ。これはそもそものマナー云々の話だけでなく、そもそも車両の特性を考えると、ひっそり送り出すのが良いと思います。通勤電車なのですから、ひっそりと送り出してあげれば良いですよね。今回の02系は事実上ラストランが判明していたので、それなりに人がいましたが、それでも騒ぐような人はおらず、ひっそりとした最後だったようですよ。それで良いのですよね。もちろんHMを付けるなどの鉄道会社の盛り上げを否定することはしませんが、イベントもしないひっそり引退も『通勤電車らしい』退役で良いと思いますね。

ちなみに6000系のラストランの際、6102Fの車内で「ジャカルタでも頑張って」みたいなことを叫んでいる声がYouTubeなどの映像で聞けましたが、6102Fは当時からインドネシアに行かないことが公表されていた編成なのですよね。それさも知らずに騒いでいるわけですから、所詮はその程度の人が集まっているわけですよ。面白いなと思います(笑)

と言うことで今回は02系に関する記事でした。今後、8000系も引退するのでしょうが、おそらくさようなら運転もしないのでしょうね。メトロのさようなら運転の裏側はこのようなことがあったのだという記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!