新幹線 WIN350 500-906 解体へ 博多総合車両所 0系も既に解体済み

こんにちは!
JR西日本の博多総合車両所に保存されている500系900番台 WIN350(高速試験車)の500‐906が解体されているという目撃が複数上がっています。
https://x.com/sscmodel/status/1768118935390699872?s=20

目撃者の方のURL(Twitter


こちらの車両は500系新幹線の試作車の扱いの車両で、1992年から1995年にかけて試験が行われていた高速試験車です。350km/hの試験を行い、500系新幹線のベースになった試験車両となっています。このWIN350のうち、新大阪方にあたる500‐906が博多総合車両所で、博多方の500‐901は米原駅近くの鉄道総合技術研究所で保存されていました。しかし、本日、博多の保存車両は解体が目撃されているとのことです。貴重な車両で,である上、博多の一般公開の際には私も近くで見た車両でしたから、見れなくなるのは残念だなと思います。ちなみに米原で保存されている博多方の先頭車と、博多で保存されている新大阪方の保存車の先頭の顔は若干異なっています。新幹線試験車両は現在のALFA-Xもそうですが、両先頭車の顔が若干違うことが多いですよね。WIN350も若干異なっていました。そのため米原に保存されているとは言え、この顔のWIN350は見納めと言うことになります。

博多では先月、同じく保存されていた0系22-1047の解体も確認されています。

こちらの車両は新下関新幹線乗務員訓練センターで活躍していた車両であり、訓練用としての役目を終えたのちに、博多で保存されていました。ただし、こちらの車両も先月に解体が確認されています。
こちらの車両に引き続いての解体となっており、博多総合車両所は年度末に保存車両の整理を粛々と進めているようですね。

こうなると、同じく博多で保存されている0系の二階建て食堂車の168-3009・179-3009も解体されるかもしれませんね。実際に、WIN350が解体される直前に留置されていた線路の上に移動された上で、銘板なども撤去されているようなので、解体される可能性は高いのかなと思います。

こちらも食堂車で貴重な車両ではありますが、リニア博物館に1両残っていることは残っていますので、解体という判断なのでしょうかね。
博多総合車両所の保存車両が急に解体されることになりましたが、今後博多ではN700系の短縮工事や500系の廃車解体なども控えており、場所の確保も兼ねて解体されているのかなと思ったりもします。保存にも費用もかかりますので、残念ですが、仕方のないことでしょうね。
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