211系は三岐鉄道以外に欲しがる鉄道があるのかを考える


こんにちは!
今回は211系に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、三岐鉄道が211系5000番台を導入したことが話題になりましたね。結局のところ、元静岡車の211系SS2・3・7・8・11編成が譲渡されたようで、3連×5編成が譲渡されたようです。一気に5編成も購入するとは、なかなかハイペースだなと感じますね。今回考えたいのは、211系5000番台や6000番台は三岐鉄道意外にも購入したい鉄道があるのか?ということです。211系は2連や3連ということで、短編成改造を行わなくて良い上、3扉車でもあり、地方鉄道には向いている車両のように感じます。一方、DC-DCコンバータの車両であり、採用例も少ないことから、地方譲渡は無いのかなとは思っていましたが、三岐鉄道が購入したことにより、意外にもこちらは問題ではないのかもしれませんね。三岐鉄道の購入で、今後他鉄道も倣う可能性があるかもしれませんが、どんな鉄道が買う可能性があるのでしょうか。今回はこのことについて考えてみたいと思います。

伊豆箱根鉄道

まずは伊豆箱根鉄道伊豆箱根鉄道は特に古い車両で3000系の鋼製車が3連×4編成存在しています。こちらの車両の置き換えには過去に他車両が噂されていたこともありましたが、結局こちらが解けたという噂で、実際にキャンセル分と思われる車両は既に解体や他鉄道に譲渡されています。この車両の代わりに211系を購入するのではないか?ということですね。こちらの可能性はあり得るのかなとは思います。3000系のステンレス車は211系に準じた車体の形式であり、更に車齢も近い車両で、同じぐらいの車齢に揃えられるのはメリットかなと思います。


大井川鉄道

続いては大井川鉄道ですね。元近鉄16000系、元南海21000系が特に古い車両として活躍しており、こちらが2両×3編成在籍します。こちらの車両を211系6000番台のGG編成で置き換える可能性ですね。こちらについてはあり得なくはないような気もしますが、ただ、大井川は南海6000系を購入している鉄道なので、予備部品や車両メンテのことを考えると、仮にこの2形式を置き換える予定があるならば、南海6000系を購入する方が良いのではないか?とは思います。ただ、南海6000系よりも211系の方が車齢はかなり若いので、その辺りがどう働くのかですね。そもそも大井川はこれらの車両を置き換える気は全くないという可能性もあると思います。こちらへの譲渡は可能性が低いと思った方が良いのではないかとは思いますね。

富士急行

続いては富士急行富士急行は普通用の1000系が1編成残っている上、211系と同じ界磁添加励磁制御205系が在籍しているため、メンテナンスはしやすいのかなとは思います。またJR東日本の211系が直通していることや、205系のような先頭化改造をしなくても良いというのもメリットでしょうかね。ただ、1編成だけDC-DCコンバータの補助電源車を入れるのかと考えると疑問が残るのかなとは思います。こちらも可能性としては低いのではないかと思いますね。

養老鉄道

養老鉄道は約半数が東急7700系に置き換えられましたが、残りの半数程度は元近鉄の車両が残っている状態です。元近鉄の車両は20m車体のため、211系の入線は可能でしょうね。ある程度まとまった数を確保できるため、意外によい出物かもしれません。ただし、東急7700系VVVF車両で、足回りが長く持つことが評価され、購入した車両であるため、非VVVF車の211系を欲しがるのか?と考えると、こちらも微妙かもしれませんね。少なくとも東急7700系は導入から30年程度使うことを前提としているようですが、211系はVVVF改造なしでそこまで長く使えるかを考えると疑問でしょうからね。

他に考えられるのは富山地方鉄道かなと思いますが、富山地鉄車の2両編成の車両はどの形式も2M0Tの車両のため、1M1Tの211系6000番台(もしくは213系)を入れるのか?と考えると、こちらも微妙かなと思います。富山地鉄は老朽化が進んだ車両の置き換えが少しずつ進行しています。いずれまとまった新型車両を入れるのが良いのでしょうから、211系は一定数を確保出来、富山地鉄にとっては良い車両なのでしょうけど、1M1Tはやはりネックかなと思いますね。

考えうるのはこんなところでしょうかね。
果たして211系の導入に追随する鉄道は現れるのでしょうかね?楽しみにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!