こんにちは!
今回は忘備録です。
先々週の金曜日にダイヤ改正情報が発表されましたが、その中で土休日のあかぎ号が廃止されることが発表されました。現在、土休日あかぎは朝に高崎始発上野行きで2便、夜に上野始発高崎行きで2便の合計4便が設定されていますが、こちらがすべて廃止となるようです。あかぎは既に通勤特急のような存在の特急です。東海道線の通勤特急湘南や、中央・青梅線の通勤特急はちおうじ・おうめ(こちらは来年ダイヤ改正で廃止されますが…)は、平日のみの運行となっています。そのような中、あかぎはかつては日中も走っているなど、必ずしも通勤特急という性質だけではなかった事情もあってか、土休日運行は続いていました。しかし、いよいよメスが入るということで、寂しくなりますね。ちなみに、常磐線特急も全列車が上野東京ライン発着列車になりますので、1日1便も上野駅地上ホームから特急が発着しない日が出ることになります。かつては北を目指して多数の特急が発着していた上野駅地上ホームですが、すっかりと寂しい姿になりましたね。
今回振り返りたいのは651系時代の土休日あかぎの特別さです。私は土休日にあかぎに乗るのに何とも言えない特別感を感じてましたね。なぜなのかと言いますと、土休日のみ651系が「あかぎ」幕を出し、自由席が設定されていたからです。
651系あかぎ幕
特急あかぎ号は、2017年~2023年まで、平日は全ての列車が「スワローあかぎ」として運転されていました。そして土休日は「あかぎ」号として運転をしていました。そのため、651系があかぎ幕を表示するのは土休日しかなく、1週間に2~3日ぐらいしか見れない幕が、「あかぎ」幕でした。スワローあかぎとあかぎの違いは自由席が設定されているか否かです。スワローあかぎ号は全席指定席、あかぎ号は1・2号車が自由席、他は指定席でした。
あかぎ 自由席幕
現在は平日・休日問わずに全席指定席となったため、「あかぎ」という特急は全席指定席の特急となりましたが、2023年までは「あかぎ」という列車名は「この列車は自由席が設定されていますよ~」という合図の列車名だったのですね。土休日、たまにふらっと上野駅地上ホームに行って、この「あかぎ」という列車が止まっているのを見ると、何とも言えない特別感を覚えましたね。スワローあかぎが当たり前の中、185系全盛期に戻ったような感覚でしょうか。もはやこのような感覚も懐かしくなりましたね。
そのような少し特別に感じていた土休日あかぎが廃止になるということで、少しばかりの寂しさを覚えますが、仕方のないことでしょうね。少しばかりの忘備録でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!