255系 Be-05編成はなぜわざわざ秋田で解体するのかを考える


こんにちは!
今回は255系に関する記事を書いていきたいと思います。
255系に初の廃車回送が行われたのが先々週の月曜日ということで、早くも2週間も経ってしまいました。あの廃車回送新習志野で見送ってからもう2週間も経つのですね…。本当に早いものです。そんな中で今回考えたいのは、なぜ255系Be-05編成の解体は秋田で行われるのか?ということです。首都圏の電車車両が秋田総合車両センターで解体されるのは基本的に珍しいことです。秋田総合車両センターは基本的に機関車か、東北で活躍している車両たちか、どちらかの解体がメインです。以前、E231系や209系の転属改造が行われていた際は、改造で入場した編成の余剰サハの解体をそのまま解体していましたが、近年首都圏の電車が秋田で解体されたのはその程度のものなのではないでしょうかね。首都圏電車の解体は基本的に長野か郡山で行う場合が多くなっていますね。それにもかかわらず、なぜ255系Be-05編成は秋田に行ったのでしょうか。今回はそのことを考えたいと思います。



長野も郡山も手一杯?

このことの理由として考えられるのは、他の場所の解体が手一杯であるからという一つに尽きるのではないか?と思います。基本的にJR東日本の解体は長野・郡山・秋田で行っており、稀に東京でも行いますが、東京は不定期での解体ですので、基本的には前述の3か所です。それでは秋田以外の2か所の解体状況を見てみると、まず長野はE217系の解体が絶え間なく続いています。最近ではほぼ毎週のように廃車回送が行われており、解体しても解体してもE217系が送り込まれてくる状況となっています。そのためなのか、既に長野に入場中のしなの鉄道115系の解体には一切手を付けられていないような、そんな状況です。続いて郡山の状況を見てみると、郡山は205系の解体に追われていますね。目撃情報によれば、どうやらようやく3月末に駆け込みで行われた205系の解体が完了しそうな状況で、仙石線のM4編成の解体に手が付けられそうな状況です。ただし、中原に205系1100番台は3編成残っていますので、これからもしばらく郡山は205系の解体に追われることでしょう。このように長野も郡山も手一杯ですので、今すぐに解体をしたいならば、秋田に持って行くのが最適でしょうね。かつて215系が青森で解体されたこともありますが、JRTM青森改造センターも閉鎖されてしまいましたし、秋田に持って行くのが良いのでしょうね。255系が秋田に行くのは長野と郡山のキャパの問題なのだろうと思います。
255系の部品を秋田で保管しておくために、秋田に持って行った可能性もゼロではないと思いますが、秋田で保管しなければならない255系の部品があるのか?と考えると、疑問ですね。この可能性もどうも低そうな気はします。そうなると、単純に長野と郡山のキャパの問題なのだろうと思いますね。

それでは今後の255系ですが、郡山の205系の解体が終われば、255系が郡山に行く可能性もあるのかなとは思いますね。E217系の解体も落ち着けば長野にも行くかもしれませんし、今後も255系が秋田に行くか否かは郡山と長野のキャパ次第だろうと思います。秋田は比較的解体ペースが遅い工場ですので、その解体ペースも絡んでくるだろうとも思います。今後の255系の解体状況についても注目ですね。
今回は255系がなぜ秋田に行ったのかを考える記事でした。
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