EF64とEF81の2機を使った配給 209系3100番台ハエ72編成の廃車回送


こんにちは!
今回はかつて行われた、機関車2機を用いた廃車回送に関する記事を書いていきたいと思います。2022年5月19~20日にかけて、川越車両センター所属の209系3100番台ハエ72編成の廃車回送が川越~大宮~郡山間で行われました。この廃車回送の際、EF64とEF81の2機を用いた廃車回送が行われました。このような廃車回送ルートは非常に珍しいものとなっています。今回はそんなハエ72編成の廃車回送の記録をまとめたいと思います。

5/19 木曜日 牽引機:EF64‐1030
川越車両センター 出発
川越線を上り大宮駅7番線へ
大宮駅~田端操車場~常磐線~馬橋支線~武蔵野線武蔵野貨物線~大宮駅のルートで方向転換
大宮駅へ到着、EF64を切り離し大宮総合車両センターへ入場


↑7番線入線の様子

大宮駅に到着

疎開中のハエ71編成と並ぶ

大宮総合車両センターに入場

5/20 金曜日 牽引機:EF81-139
大宮総合車両センター出場、EF81-139と連結
大宮駅11番線へ移動
郡山に向けて出発(その後、黒磯で抑止があり、遅れたものの、通常ルートで郡山へ)
郡山総合車両センター到着

EF81 139と連結

↑大宮駅11番線にて発車準備

このようになっています。
EF64の牽引でいったん大宮総合車両センターに入場しました。更に牽引機もEF64 1030とEF81 139の二機を使用しています。こういったルートが少し特殊であったのですね。参考程度に2018年に廃車となり、郡山に回送された209系3000番台ハエ62編成はどのような動きであったかといいますと、廃車回送前日に川越車両センターから東大宮車両センターへ自走で回送され、その後、EF81の牽引で郡山へ向かっています。EF81牽引のルートは東大宮→田端→常磐→武蔵野→大宮→郡山となっていました。こういったルートになっている理由は、配線の都合上、東大宮から郡山まで直接下ることが出来ないからですね。ハエ72編成が2つの牽引機を使用して行ったことを、川越線内で自走させたことにより1機で行っています。この際と同じように1機でやるとするならば、ハエ72編成は大宮or東大宮まで自走すればよかったわけで、なぜわざわざEF64の牽引で大宮総合車両センターにいったん入場させたのか、それが不思議なところですね。

ちなみにこの後、2機を用いた配給輸送はE231系800番台の秋田入場でも行われています。豊田→東大宮まではEF64東大宮→秋田まではEF81の牽引です。2機を用いた牽引は、ルートは違うものの、E231系800番台で割と頻繁に見られるようになったわけです。このことから、おそらく中央線と川越線では、何らかの理由でEF81の配給が出来ないのではないかと見られます。わざわざ中央線内と川越線内ではEF64を使っているので、そう見るのが妥当でしょう。この理由は分かりませんが、なぜこのようになるのかは気になる所ですね。
今回はかつて行われたハエ72編成の廃車回送に関する話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!