JR東日本に残る国鉄電気機関車を一挙に紹介!【EF64 EF65 EF81 ED75など】


こんにちは!
今回の記事はJR東日本に残っている国鉄電気機関車を紹介する記事です!2024年度までに事業用機関車の廃車が予定されているJR東日本電気機関車たちですが、既に引退・廃車の動きが進んでいます。そんな中でも現在まで活躍を続けている車両たちを紹介していきたいと思います。

尾久車両センター

尾久車両センターには2形式の電機が在籍しています。EF65とEF81です。2021年度末までは全車両田端機関区の所属でしたが、消滅に伴い、全機尾久に転属しました。

EF65


EF65‐1102、EF65‐1103、EF65-1115 計3機(EF65-1105についても引退したものの、車籍あり)
直流区間でホキの牽引などを主として活躍している電気機関車です。もともとは関西方面への寝台特急用の牽引車として活躍していたこともあります。2021年にレール輸送から撤退して以降、これまでに1104と1105の2機が引退し、長野総合車両センターに回送されましたが、1105号機はいまだに車籍を有した状態で廃車置場に留置されています。こちらは今回、記載はしていますが、現役機とはみなしていません。

EF81


EF81‐80、EF81-81、EF81-95、EF81‐98、EF81-139 計5機
交直両用の電気機関車として、ホキの牽引はもちろん、カシオペアの牽引、廃車・新製・入出場などの配給でも使われています。塗装は4色存在し、80と98号機は北斗星色、81号機はお召色、95号機はスーパーレインボー色、139号機は側面の星がない色となっています。この5機が尾久にいますが、98号機に関しては昨年の1月に故障してしまい、それ以降運用離脱の状況が続いているため、事実上4機が現役という形になります。

↑お召色 81号機

↑スーパーレインボー色 95号機

↑139号機 139機

2021度に133号機が廃車となり、こちらも活躍の場を狭めてはいます、しかし、尾久の現役機はほぼ毎週末運行されるカシオペア紀行などでその姿を見ることができます。139号機には双頭連結器(電車用の連結器と機関車用の連結器が交換できる連結器)が搭載されており、この車両のみ車両の新製や廃車、工場の入出場などの際の牽引機として使われています。

ぐんま車両センター

ぐんま車両センターには2形式所属しています。EF64とEF65です。
こちらも2021年度までは全機が高崎車両センターに所属していましたが、消滅に伴い、2022度から転属しています。

EF64

EF64-1001、EF64-1053 計2両

ぐんまのEF64はSL運行の際の補機などの運用をメインとして活躍しています。2020年度まではレール輸送も担っていました。レール輸送を担わなくなったことにより、2021年度は37号機と1052号機の二機が廃車となっており、こちらも引退の動きが進んでいます。

EF65

EF65-501 計1両

こちらもEF64と同じような使われ方で活躍しています。Pトップなどといった愛称で親しまれており、500番台(旅客用)唯一の生き残りの車両として鉄道ファンからも人気の高い車両です。製造から50年以上が経過しており、現役のEF65では最古参となっています。

長岡車両センター

長岡車両センターにはEF64とEF81の二形式が在籍しています。

EF64

EF64-1030、EF64-1031、EF64-1032、EF64-1051 計4両

長岡のEF64は1051号機を除く3両に双頭連結器が搭載されており、電車の配給をメインに活躍しています。高崎のEF64よりもよく稼働しています。EF64は中央線の狭いトンネルに対応しているので、長野総合車両センターに首都圏から電車を輸送する際には、ほぼ毎回1030~1032のどれかが使われます。現在のJR東日本にとっては無くてはならない存在ですが、近い将来、E493系にその役目を渡すことになりそうです。しかし、この3機はいずれも2023年に検査を通していることから、もうしばらく活躍するかもしれません。

EF81

EF81-97、EF81-134、EF81-140、EF81-141 計4両

長岡のEF81にも97号機を除く3機に双頭連結器が搭載されており、主に直流電車を交流区間へ運ぶ際などに使われています。尾久の139号機とほぼ同じ使われ方です。また97号機の塗装は原色のローズピンクと白色のHゴムとなっていて、こちらもJR東日本のEF81では唯一の塗装になっています。

仙台車両センター

仙台車両センターにはED75の1形式が在籍しています。

ED75

ED75-757、ED75-758、ED75-759 計3両

ED75は交流用の機関車です。主にバラスト輸送や検査のため仙石線205系郡山総合車両センターへ配給する際に使われています。ED75は交流専用ですので、首都圏で自走することができないため、交流区間の東北を中心とした活躍に留まっています。

秋田車両センター

秋田車両センターにはEF81、ED75の2形式が在籍しています。

EF81

EF81‐136
秋田にも1両ではありますが、EF81が在籍しています。この車両も双頭連結器がついていますが、長岡や尾久のEF81ほどの活躍はしていません。他所のEF81に比べても非常に活躍の少ない車両であると思います。

ED75

ED75-767
ED75は秋田にも在籍していますが、こちらも運用は少なくなっています。主に秋田地区のバラスト輸送などに使われています。2023年度末に777号機が廃車となりました。

以上がJR東日本に所属している電気機関車になっています。総計で、EF64が6機、EF65が4機(在籍のみを含めると5機)、EF81が10機、ED75が4機の全25機が所属していることになります。昨年度も廃車が発生していますし、今後も廃車が予想されます。JR東日本国鉄電機もついに最終盤を迎えていることをお伝えして、この記事を終了したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!