気が付けばJR東日本最後のGTO-VVVF車両に いつまで走ってくれるかE926形 East-i


こんにちは!
先日、大宮方面に用事があった際、少し時間があったのですが、その間の時間にE926形East-iがやってくることが分かりました。そこでふと、そういえばEAST-iってまともに撮ったことが無いな…ということに気づき、新幹線ホームに行ってみることにしました。

こちらがE926形East-iです。ご存じの通り、E926形はほぼほぼE3系と共通設計です。垂れ目のE3系、懐かしいですね。2024年にL53~L55編成が引退して以降、垂れ目のE3系顔はE926形のみになりました。なんだかんだでまだこの顔が残っているのですから、凄いことだなとは思いますね。
このE926形は2001年製で、今年でデビューから24年です。一般営業用のJR東日本の新幹線は基本的には車齢20年を目途に廃車にしていますので、長生きの部類です。さらに、2001年時点での製造ということで、E3系IGBTVVVF編成が登場していなかったこともあり、0番台,1000番台初期車と同じくGTO-VVVFが搭載されています。209系1000番台の2編成が廃車になったことにより、気が付けばJR東日本最後のGTO-VVVFを搭載した車両になりました。このように現在では相当に貴重な車両となっています。

E926形JR東日本管内の新幹線(ミニ新幹線区間も含む)全ての検査を担当しています。山形新幹線秋田新幹線に入線できるよう、先代の925形と異なり、ミニ新幹線の検測車としたわけです。更に2016年の北海道新幹線開業以降はJR北海道新函館北斗まで、2024年の北陸新幹線敦賀延伸以降はJR西日本敦賀駅まで、新幹線の延伸と共に検測区間を拡大しており、相当広範囲に渡って走行することが出来る車両になっています。JR東日本の車両ながら、JR北海道にもJR西日本でも検測をするという、なかなか面白い車両ですね。このようにJR東日本保有している新幹線路線全区間とその直通までマルチに活躍する、働き者の車両になります。

そんなEast-iもそろそろ置き換えが見えてきてもおかしくはない時期でしょう。車齢は既に24年、JR東日本最後のGTO-VVVF車両ということで、そう長くは使えないのだろうなと思います。そうなると、後継車は一体何になるのか?ということを考えてしまうわけですが、どうなるのでしょうね。主に①営業用新幹線に検測機器を搭載した編成を誕生させる方法と、②単純にEast-iの後継を作るか、どちらかになるのだろうと思います。ドクターイエローは①の方法で置き換えましたね。ただ、個人的には②の可能性が高いのではないか?とは思っています。なぜなのかということですが、先述の通りJR東日本は複数線区の新幹線を保持しているからですね。営業用車両に検測機器を積む場合、少なくとも東北新幹線系、上越新幹線北陸新幹線秋田新幹線山形新幹線の5つの路線向けの営業用車両に機器を搭載しなければならないということになります。東海道新幹線とはまた事情が違うわけですね。そうなると、専属の検測車両を製造する方がコストパフォーマンスが良いのではないか?という予測しているわけです。個人的にはE8系、もしくはE926形をまだしばらく使うならE6系の後継辺りの車両をベースに専属車両を作るのではないか?と予想はしています。ただ、それがいつになるかは、なんとも分からないなと思うところです。

最後のGTO-VVVFとなったE926形、果たしていつまで走り続けるでしょうね。なかなかかわいらしい見た目の同車、長く走って欲しいものです。
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