こんにちは!
今回はJR九州の305系に関する記事を書いていきたいと思います。
JR九州が2015年に福岡市営地下鉄直通用の車両として製造した305系。この305系ではJR九州の車両として初めての装置を搭載しました。その装置がドアボタン式の半自動機能です。関東や関西では当たり前になっているドアボタンですが、JR九州の初採用は2015年で、近年までJR九州の半自動機能はドアカットしかありませんでした。そのような中、初めてドアボタンを搭載したのが305系です。JR九州ではドアボタンで開けるドアのことを「スマートドア」と呼んでいます。その後、JR九州では819系,821系,YC1系などにドアボタンを設置しています。(821系,YC1系はほぼ使わないようですが…(笑))
305系は筑肥線の美咲が浜~西唐津間でスマートドアが使われていました。しかし、10/1以降、このドアボタンを使用停止としました。製造から9年で使用停止です。なぜこのようになったのでしょうか?
ワンマン化開始に伴うもの
その理由としては、ワンマン化に伴うもののようです。筑肥線はこれまで6両編成の車両に関しては、姪浜~筑前前原間のみワンマン運転でしたが、10/1より筑前前原~西唐津間でもワンマン運転をスタートしました。この区間は3両編成の103系はこれまでもワンマン運転でしたが、長編成の6連でもワンマン運転をスタートさせるということですね。このワンマン化に伴い、スマートドアの使用を停止したとのことです。
実はこれまでも筑肥線ではスマートドアを使用停止したことはありました。それが2020年3月~2023年6月までです。この期間はコロナ禍でしたので、換気のためにドアボタンを停止していたということですね。このよう扱いは各地で見られた動きであり、特段珍しい動きではありませんでした。
この際の措置はあくまでもコロナ対策の暫定措置でしたので、コロナがある程度落ち着くと復活しました。しかし、今回の場合はワンマン化に伴うことということで、暫定措置ではなさそうだと感じます。おそらくワンマン運転時の半自動にシステム的に対応していないのでしょうけれども、今後対応させるとするならば、復活する可能性もあるかもしれませんね。
半自動状態の305系。側灯は付いていますが、ドアは閉まっています。
コロナ禍の使用停止期間を除くと、半自動ドアが使われたのはおよそ6年ということになりました。JR九州は819系を除き、なかなか半自動ドアを積極的に使いませんね。821系やYC1系も搭載したものの、あまり使っていませんからね。JR九州のドアボタンは今後どのようになるのでしょうね。
今回はJR九州のドアボタンに関する話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!