1001F置換の富士急行の新型車両は何なのか?候補車両を妄想


こんにちは!
今回は富士急行に関する記事を書いていきたいと思います。
富士急行1000形1001Fの引退が発表され、話題の富士急行ですが、新型車両を導入する計画があります。
https://www.fujikyu-railway.jp/pdf/anzen2024.pdf
こちらの設備投資計画のうち、安全投資の項目に「車両更新等」という記載があり、今年度安全投資には5億円が計上されています。このことから新型車両が入るのはほぼ確定と見られます。車両更新という項目が確認された時点では例えば6000系VVVF化などもあり得るのかなとも思っていましたが、1001Fが引退するということですから、新型車両と見て良いのかなと思いますね。また、この新型車両について、額を見ても、新造車両とはならない可能性が高いのではないか?と思います。富士急行向け車両が受注された形跡もありませんしね。そうなるとどこからか中古車両を買うということになりそうですが、どんな車両が候補になりうるのでしょうか。今回はそのことを考えてみたいと思います。

205系1100番台


まずは205系1100番台ですね。中原支所になぜか205系×2編成(T15,T17)が残置しています。現実的にはこの可能性が最も高いのではないかな?と思っています。なんといっても現有車両と同じ形式ですので、メンテナンス等が行いやすいのが利点でしょうね。またこれまでの205系とは異なり、先頭化改造を行わなくて良いというのも利点でしょう。こういった点からも多くの意見では最有力候補と言われていますね。ただし、205系1100番台は編成の向きが現有の6000系と揃っていなかったり、補助電源装置がSIVであったりと、細かな差があります。また車齢が間もなく40年ということで、「今更感」は拭えません。なんだかんだで量産先行車の205系を入れてからもう10年以上経っていますからね。当時車齢30年ぐらいで入れた車両と同じ形式を車齢40年でも入れるのか、この点が微妙な点でしょうか。それともう一つ気になるのが、明らかにこれまでの富士急譲渡編成と動きが違うことです。これまで富士急に譲渡された車両は、引退後所属先に置いておくことはせず、除籍した上で長野総合車両センターに留置していました。他社譲渡のため、特に車籍を維持する必要はないわけですね。ハエ28編成は引退後1年以上も長野の廃車置場に留置されていました。しかし、今回は長野ではなく、中原支所に車籍を維持した上で留置されています。これまでとは動きが異なるのは、一つ気になる点でしょうね。

211系5000番台or6000番台


続いてはJR東海の211系です。こちらも可能性としてはあるのかなという気がします。まず、富士急行にはJR東日本の211系が直通運転されており、運転にも慣れている形式を導入できるというのは利点ですね。またJR東海の211系特有のDC-DCコンバータについては、JR東海371系が採用しています。基本的に371系と211系東海車の足回りは似ていますので、問題にはならないでしょうね。また205系1100番台と同じく先頭化改造をしなくて良いのも利点でしょう。211系は3両の5000番台、2両の6000番台の2形態がありますが、富士急行は近年3連車で統一をしようとしていますので、仮に211系が導入されるなら5000番台の可能性が高いのかなと思いますね。富士急行は4扉で拘らなくても良いでしょうし、また205系1100番台よりも車齢が若干若いのも良いかもしれません。ただし、車齢はそこまで若くもないのに、車種が1編成だけ増えるのはデメリットでしょうね。
個人的には可能性が高いのは205系1100番台と211系の2強なのかなと思っています。

ここからは完全な大穴です。これが行ったら面白いな…という個人的希望も含まれています。

209系1000番台(209系列・70‐000形)


もはやネタだろ…レベルの話ですが、必ずしもあり得ないと断言もできないのかなと思います。209系1000番台です。中央線を撤退し、2編成が余っています。利点としてはVVVF車両を導入できるという点でしょうね。ただし、GTOの車両ですから、機器更新は必須になってくると思われます。この車両の導入を否定するポイントは多数あるでしょうね。まず209系の先頭化改造営業車が存在しないということです。訓練用機械で先頭化改造は例がありますが、営業用車両では例がありません。新系列電車が本当に先頭化改造を行えるのか、この点は一つ気になる所です。また機器更新や先頭化改造を含めて約4億で収まるのか?という点です。長野で改造することになるのでしょうが、ここまでの大規模工事を行ってこの予算で済むのか、気になる所ですね。
同じく近々引退する兄弟車のりんかい線の70‐000形の可能性もあるのでは?とも思いますが、71‐000形が2025年度下半期デビューということで、2024年度中におそらく廃車が発生しないでしょうから、候補として外れるのかなと思っています。ただ、今年度中に廃車が発生する目途が立っているならば、こちらの方が機器更新済ですから、良い車両になるでしょうね。また仮に今年度2に09系が導入されたならば、来年度以降、205系の置き換えに向けて導入する可能性は出てくるのかなと思います。
209系や70‐000形は今後も廃車の見込みがありますので、仮に導入するとなると、今後209系ベースの車両で統一することは出来そうです。こういったことも考えて、209系ベースの車両が入るのかどうか、可能性はかなり低いと思っていますが、気になる所です。

他は、E217系はクラッシャブルゾーンのことを考えるとあり得ないのかなと思います。後はメトロ8000系とかあり得るのでしょうかね?状態は良さそうですし、メトロは03系や05系で3連化の実績もありますから、新木場CRで3連化したり…という可能性はさすがにないでしょうかね(笑)あまりにも仕様の違う車両が1編成だけあるというのは明らかなデメリットでしょうから、まあないでしょうね(笑)

このようなところでしょうか。205系で統一するか、思い切ってVVVFを入れるのか、205系が車齢40年にもなってくると微妙なラインでしょうね。今205系を入れても長くても10年ちょっとぐらいしか使えないでしょうから、どうなるのかというところでしょうね。
今回は富士急行に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!