ダイヤ改正後、681系,683系のサンダーバード・しらさぎ運用はどうなったのか


こんにちは!
今回は681系,683系に関する記事です。
ダイヤ改正において、サンダーバードしらさぎ敦賀~金沢間の運転が終了し、敦賀止まりになってからおよそ2週間が経ちました。改正前、サンダーバードしらさぎの運用はどのようになるのか、話題になっていましたが、改正からしばらくが経ち、運用の状態が分かってきました。今回は改正後のサンダーバードしらさぎなどの681系,683系の運用状況をまとめてみたいと思います。

しらさぎ


まずはしらさぎ号の運用から。しらさぎについては、全席指定化のポスターにおいて683系リニューアルカラーのイラストが掲載されており、683系が導入されるのではないか?と見られていましたが、結局の所、現在までしらさぎに683系は充当されていません。全列車が681系での運用となっています。充当される基本編成は京都支所に転属したW11~16,W21,22の8編成です。W11~16が0番台、W21,22が元北越車の2000番台ですね。元々、しらさぎの基本編成は681系が10編成、683系が1編成の計11編成で回していましたので、3編成減ということになります。ちなみにしらさぎ編成はらくラクびわこ(大阪~米原)にも使われています。前身となるびわこエクスプレスは683系による運用でしたが、今回改正からはしらさぎで使う681系の担当となっています。この理由ですが、681系は京都に転属したことにより、京都→米原までの送り込みを兼ねた運用であるというわけです。681系の寝床が金沢から京都に変更となりましたので、しらさぎの運用範囲外の京都まで持って行かなければならないわけですね。その際にらくラクびわこの運用も兼ねているという形になっています。また混雑が見込まれる際には増結編成を連結し、9両で運転する便も存在します。らくラクびわこもしらさぎも9両で運転されることがあるのは同じです。


サンダーバード


サンダーバードについては基本的に改正前と同じく683系か681系V11,13,14編成の充当が多くなっています。しかし、完全にこれらの編成だけが運用に就くわけではなく、しらさぎ塗装の681系付属編成が運用に就いているのも確認されています。サンダーバード編成もしらさぎ編成も所属先が同じになったため、必要な場合はしらさぎ塗装の車両もサンダーバードに使うことになったということでしょうね。運用に就いているのは基本編成(6両,9両)は683系0番台6両は6編成中2編成が運用入り(離脱編成の内訳は3編成(W31,34,35)疎開,1編成(W36)吹田入場)、4000番台全編成9両12編成、8000番台6両1編成(しらさぎから転用)、の合計15編成となっています。付属編成についてはサンダーバード用の683系全編成と681系V11,13,14は引き続き運用に入っている他、元しらさぎ用683系8000番台のA03編成、しらさぎ塗装681系の充当も確認されています。改正前からサンダーバード用だった編成のうち681系V12編成のみは疎開されており、こちらは運用離脱をしている状況ですね。

サンダーバードしらさぎのそれぞれの運用状況はこのような形になっています。現状ではこのようになっていますが、将来的に疎開している683系0番台がしらさぎ用になるなどの動きが出てくることで、681系を置き換える可能性はあるかもしれませんね。しかし、改正後の状況を見ていると、681系全数を置き換えることは不可能であるような気もしますね。少なくともサンダーバードの基本編成が14~15編成ほど使っていることを考えると、しらさぎ用の8編成分を捻出するのは難しいのではないかということですね。この辺りは今後の動向次第と言ったところでしょうか。
今回は現状の681系/683系の運用状況でした。
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