こんにちは!
今回は東武8000系の8506Fに関する記事を書いていきたいと思います。
東上線8000系の南栗橋検査入場の際、秩父鉄道区間を走行するための伴走車として事業用車の8506Fという車両が存在します。この車両は秩父鉄道ATSが取り付けてあり、秩父ATSを付けていない東上線の8000系が秩父鉄道線内を走行するには、この車両を連結しなければなりません。そのため入出場の際には必ず活躍していた車両なのですが、この車両もいよいよ廃車になるかもしれません。誕生から59年目の今年、いよいよかもしれません。
なぜ廃車になる可能性が出てきているのかといいますと、8000系と秩父鉄道のデキの連結訓練が寄居駅で行われたようなのです。
https://x.com/tamurakr102/status/1770674827638231040?s=20
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目撃者の方のTwitterURL
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8506F
そもそも8000系を除く東上線の車両の南栗橋入場は秩父鉄道の電気機関車の牽引となっており、自走はしていません。しかし、8000系のみは8506Fの先導で自走をしていたのですね。ところが今回秩父鉄道のデキとの連結訓練が目撃されたことで、8000系もデキの牽引になる可能性が出てきているということですね。そうなると、8506Fは用済みになってしまうわけです。
そもそもなぜこのタイミングで8506Fからデキに変わろうとしているのか、ということですが、8506Fの検査期限が近付いているのですね。8506Fの前回検査は2020年4月ということで、今年の4月までに8506Fは検査入場をしなければなりません。そこで検査切れ前にデキに置き換えて、8506Fを廃車にしてしまえば、検査を通さなくて良いというメリットが出てくるわけですね。そのためこのタイミングで置き換えられたとしても何ら不思議ではないのですね。ましてや近年館林の8000系や都内ワンマンの8000系が続々と廃車になっているわけで、その波が8506Fに押し寄ることも考えられると思います。このタイミングでこのような訓練が行われたということはいよいよ廃車が見えてきたのかなと思いますね。
仮に8506Fが廃車になるならば、中期修繕車も8159F,8163Fの2編成のみになってしまいますよ。8150Fも廃車になりましたし、一気に数が減ったような気がしますね。
もし次に8506Fの活躍の機会が与えられるのならば、81119Fの検査期限が4月ですので、こちらが検査前最後なのかと思います。既にデキとの連結訓練が行われていますので、8506Fではないかもしれませんが、こちらの入場までは検査前に担当できるはずです。こちらがどうなるのかは、注目でしょうね。
今回は8506Fに関する記事でした。事業用車化してから、一回ぐらい乗ってみたかったですね(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました!