【L54廃車】E3系1000番台全廃へ!元こまち「10年越しの連結」叶わず L54検査期限残し廃車


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本日、E3系1000番台L54編成が新幹線総合車両センター廃車回送されたようです。E3系は3/16にL55編成が新幹線総合車両センターに、3/18にL53編成が新潟新幹線センターにそれぞれ廃車回送されており、L54編成の廃車回送を以ってE3系1000番台は全編成が運用離脱をしたことになります。L54編成の運用離脱は1000番台の全廃と共に、元こまち編成の全廃をも意味することになりました。なお、E3系の今年度の廃車予定は1編成のみとなっており、検査期限の近いL55編成が廃車になると思われます。そのため、L53編成及びL54編成は来年度に廃車になると思われます。正式な全廃はもう少し後になりそうです。

E3系1000番台



E3系1000番台のうち、L54編成とL55編成は元こまち用のR編成から改造された編成です。L55編成は検査期限が迫っており、廃車が確実視されていましたが、L54編成はまだまだ検査期限が残っていたため、改正後すぐの離脱になるとは思っていませんでした。今年度中に引退するだろうと思っていただけに、ショックです。仮にL54編成がダイヤ改正を乗り越えていれば、元R編成とE5系との連結が2014年以来約10年ぶりに復活することになっていました。しかし、結局のところE3系L54,L55は両編成とも引退してしまったため、E5系との10年越しの連結はかなわないことになりました。この連結を本当に楽しみにしていましたし、L54編成とE5系との連結は見れると思っていたのですがね…。コンセント未設置というのが大きな仇となり、検査期限を残しての廃車となったのでしょうが、残念ですね。
そしてL53編成。L53編成は2005年に山形新幹線の輸送力向上用として1編成のみポツンと製造された編成です。山形新幹線生え抜きの1000番台は1999年の新庄延伸の際に増備されたL51, L52編成と、2005年製のL53編成の3編成でしたが、L51とL52が元こまちのL54,L55に置き換えられ、生え抜きの1000番台はL53編成のみとなっていました。最後の生え抜き1000番台もL54やL55と同タイミングでの廃車となりました。

このように1000番台は個性の強い車両たちでしたが、残念ながら全廃です。後少しは見れると思っていたのですけれどね…。
元こまちのE3系全廃ということで、いよいよE3系の終焉を感じるところです。今後2000番台も続々廃車になって行きますから、ますます日々の記録が重要になって行きそうです。E3系の完全引退はもうすぐそこですね。
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