こんにちは!
近頃、211系の延命工事に加え、昨日の大月直通の記事など、中央線・長野地区の路線の話題が続いていますが、今回も中央線や長野地区で活躍している211系関連のダイヤ改正に関する記事を書いていきたいと思います。
長野支社改正プレスリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/nagano/20231215_na01.pdf
1.特急信州格上げで211系臨時快速は運行終了!実質おはようライナー?
まずは211系の臨時快速に関する情報です。長野地区では2019年3月まで189系N102編成による「おはようライナー」を塩尻~長野間の平日朝に運転していました。ところが、東日本管内におけるライナー廃止の動きや189系の老朽化なども合わさり、廃止となりました。その代替車両として、2019年3月改正後から現在まで塩尻始発長野行きの臨時快速を211系によって運行しています。現状のダイヤでは塩尻を6:57に出発した後、村井・松本・田沢・明科・長野と停車し、長野には8:10に到着します。この臨時快速を廃止し、ほぼ同時刻に特急信州を運転することが分かりました。特急信州は塩尻を7:37に出発する便で運行されていますが、こちらの便は廃止。その代わりに臨時快速の時刻に特急信州を運行するということになったようです。停車駅は臨時快速時代には止まっていた村井は通過し、残りの停車駅は同じです。運転時刻もほぼ変わりません。快速から特急にはなるものの、走行時間は変わらないという単なる格上げとなりますね。この便は実質的におはようライナーの復活と言っても良いのかと思いますね。しかし、料金は大幅な値上げです。おはようライナーは特急ではありませんでしたから、ライナ券310円で乗車できましたが、特急信州は最安値の「篠ノ井線特急料金回数券」を使ったとしても720円ということで、410円の値上げです。この回数券を使わない場合は自由席1200円、指定席1730円かかります。かなりの値上げ幅とはなりますね。この快速を利用していた方にとっては、かなりの値上げということになりますが、臨時快速を走らせるぐらいならば、臨時特急で特急料金を取った方が良いという判断なのでしょうね。このような格上げ措置により、211系の臨時快速は運転を取りやめになるということです。かなり早い、特急にも通じる快速ですので、廃止は残念ではありますね。(上諏訪7:33の快速は残ります。)
中央快速線大月行き増発で211系高尾乗り入れも減便!高尾始発長野行きも消滅
続いての211系の大きな変更点と言えば、大月より東京側への乗り入れの減少です。ダイヤ改正まで、10~16時台には合計10本の211系の高尾始発の列車が運転されていましたが、ダイヤ改正以降、同時間帯では5本のみになるということで、半減します。残りの半数は東京直通のE233系の大月行きへの運転に変わります。つまり、大月駅で211系に乗り換えるということになるわけです。
このことによって、あの有名なロングラン列車が姿を消します。高尾駅14:09発 長野18:51着の441Mです。高尾から長野まで直通する唯一の列車で211系で運転されていました。ところが、この列車は改正以降、大月始発に変更となることで、高尾始発の長野行きから、大月始発の長野行きに変更となります。ただし、東京12:49発の中央特快が大月まで走り、大月駅で乗り換えることが出来る為、実質的には乗換駅が変わるだけということにはなりますが、東京都から長野県に1本で行くことが出来る列車から、山梨県から長野県に行くことが出来る列車に変わってしまったというのは感覚的には非常に大きいなと感じますね。
このように211系長野車の見どころ列車二つがダイヤ改正で運転区間短縮や運転取りやめということになりました。長野車の211系もどのぐらい運用変更がかかるのか、どうなるのでしょうね。この辺りも気になる所です。
最後までご覧いただきありがとうございました!