【面白い】JR東海からSuicaグリーン車に乗る際の特例措置とは?【改正で誕生】


こんにちは!
最近はダイヤ改正の車両面の記事ばかりを書いていたので今回はダイヤ改正で誕生する仕組みのお話を。軽めの記事ですので、私の息抜きも兼ねて記事を書いていきたいと思います(笑)
今回扱うのはIR東日本の普通列車グリーン車関連の話題です。ダイヤ改正以降、JR東日本グリーン車料金は改定され、ホリデー料金や事前料金は廃止され、Suicaグリーン料金と通常料金の2つの料金体系になります。とりあえず料金を載せましょう。

  Suicaグリーン 通常料金
50kmまで 750円 1010円
100kmまで 1000円 1260円
101km以上 1550円 1810円

101km以上料金の新設とホリデー料金の廃止で実質的な値上げと言われていますが、このご時世ですから仕方がないのでしょうね。100kmまでのSuica料金で値上げが無かったのはまだ良かったと思います。
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20231215_ho01.pdf

料金改定のプレスリリース



このようになっていますが、Suicaグリーン料金というのは、乗車前に、カードならば駅のSuicaグリーンチャージ機などで、スマホならばアプリ?サイト?(モバイルsuicaを持っていないどころか電子マネーすら使ったことがないので詳しい仕組みは分かりません笑)で料金を支払うわけですが、いずれにしてもグリーン車に乗る前に利用区間を指定して、事前に料金を支払う必要があります。車内でSuicaグリーンチャージというのは出来ません。そのため、Suicaグリーン料金というのは事実上事前料金なのですが、一部特例で車内でSuicaグリーンを買うことが出来る区間が誕生するというのです。なんだそのチート区間は?と思われるかもしれませんが、区間を示せば納得できる区間です。その区間函南~沼津間です。要するにSuicaグリーン券を買えないJR東海グリーン車が乗り入れる区間ですね。この区間から乗車する場合、車内でSuicaやモバイルSuicawo見せると、Suicaグリーン料金でグリーン券を販売してくれるとのことです。プレスリリースの記載はこのようになっています。

函南・三島・沼津の各駅では、グリーン券(紙のきっぷ)のみお買い求めいただけます。モバイル SuicaSuica 等をお持ちの場合で、函南・三島・沼津の各駅から、JR 東日本管内(湯河原以東)の各駅までご利用の際は、グリーン券(紙のきっぷ)は購入せず、車内でグリーンアテンダントにお申し出ください。

グリーンアテンダントにお申し出くださいと書かれているだけで、持っているSuicaにグリーン券を登録するのか、Suicaグリーン料金で車内発行の切符を発行するのかどちらかは分かりませんが、少なくともこの区間から乗る場合は車内でSuicaグリーン料金を支払うことが出来る特例措置になるということです。JR東海の駅にはSuicaグリーンチャージ機もありませんから、Suicaで料金を安くする以上は当然の措置ですよね。乗る駅がSuicaに対応していないからといって料金が高くなってしまうのは不公平ですからね。面倒なのでしょうが、仕方がない措置なのかなと思います。
ちなみにグリーンアテンダントJR東日本区間から乗務しますので、熱海を出てから申告することになるでしょう。18きっぷ利用の方などは沼津始発のグリーン車を利用する方も多いでしょうから、紙のグリーン券は買わない方が良いということを覚えておくと良いと思います。

まあ、このようなめんどくさい措置がグリーン車付き車両の東海への乗り入れ本数の減便などにも繋がっているのでしょうね。こういったこともありますから、将来的に10両編成でのJR東海乗り入れが無くなる可能性もあるのかなと思います。これはいずれの話でしょうがね。いろいろと考えさせられる特例措置だなと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました!