E531系K409編成 新造車と既存車でどんな形態差があるの?【18年差連結】


こんにちは!
今回はというか今回もですかね(笑)E531系クハE531‐17に関する記事を書いていきます。
昨日、甲種輸送が行われ、郡山まで運ばれた二代目クハE531-17ですが、今後K409編成に組み込まれ、K409編成の10号車として活躍していくことになります。K409編成の既存車両は2006年4月製造、新造のクハE531-17は2024年2月の製造(入籍は3月になるようです。)ということで、およそ18年間の年の差連結が発生することになります。見た目はほぼほぼ同じように見えますが、18年もあれば細かい仕様は若干の変更がかかっていますので、今回は既存車と新造車にはどのような差が生まれることになるのか、見た目の差異を記載していきたいと思います。


E531系 クハE531-17

基本的にはK551編成以降の製造車仕様

E531系は大まかに二つのタイプに分けることが出来ます。製造時期では2014年度までに製造された車両と2015年度以降に製造された車両で違いがあります。この車両たちには2014年度以前の車両と比べて若干の仕様変更がかかっています。車体の違いとしては、ランボートの長さの違いが一番目につくでしょう。

ランボードというのは簡単に書けば屋根上で作業をするための設置された板のことですが、この長さが異なります。2014年度以前の車両は前面FRP部分にはランボードはついていませんが、2015年度以降の車両はFRP部分まで付いています。今回はFRP部分まで付いた仕様になっています。一編成間にランボードの長さが異なる車両が混在するのはE531系において初めてですね。(おそらくJR東日本の新系列電車全体で見ても初だと思いますが、断言するのは避けておきます。)
ここからは2014年度以降の製造車の特徴になりますが、ラジオアンテナが搭載されていないというのも特徴です。今回の車両も省略されています。また、車側灯がクリアレンズになっています。
基本的にはこういった違いがあります。

初仕様も

更に今回のクハE531-17唯一の特徴もあります。それは信号炎管が省略されていることです。


信号炎管なし
E235系1000番台の2022年以降の車両から信号炎管が廃止されていますが、それに合わせた形ですね。E531系では初めて信号炎管が省略された車両が誕生したことになります。

主な違いはこういったところですね。
特に後期車の特徴であったランボート延長車とそうでない車両が編成間に混在することになるのは面白いですね。K409編成はかなり特異な車両になりそうです。
このように若干の違いはありますが、基本的な仕様は変わらず18年間製造できるというのは凄いと感じますね。
E531系の製造はこの車両で打ち止めとなるのか、それとも今後も誕生するのか、それは気になる所ですね。E501系の基本編成置き換え用で後数編成程度誕生する可能性もあるのではないかなとは思っていますが、どうなるかは分かりませんね。今後もE531系は増えるのか、気になるところです。

最後までご覧いただきありがとうございました!