こんにちは!
今回はJR東海の211系に関する記事を書いていきたいと思います。
昨年は、静岡地区にもいよいよ315系が導入され、211系の置き換えが一気に進みました。多数の編成が存在していた211系は既に3両編成が全滅してしまいました。3両編成の車両のうち12編成は三岐鉄道に譲渡されましたが、それ以外の編成はそのまま解体されてしまうようです。そして2024年11月までは9編成が存在していた211系2両編成のGG編成ですが、こちらも既に過半数の5編成が昨年12月までに廃車になっており、現在残っているのは4編成のみとなっています。残留編成はGG5,GG6,GG8,GG9編成の4編成です。この4編成が現役で年を越しました。2025年には211系は2両×4編成の8両しか残らなかったということになります。まさしく風前の灯火状態ですね。そのような状態の中、先日東武80000系の甲種輸送を撮影しに行った際、GG編成に運良く乗ることが出来ました。
甲種輸送の撮影に向かう列車がたまたまGG6編成でした。4編成しかいないのにラッキーだな…なんて思いながら最後になると思われる静岡211系を楽しみました。静岡地区はなかなか飛ばしますから、結構良い音を奏でて楽しかったですね。乗るならば今が本当のラストチャンスだと思います。
これまでも何度も書いてきましたが、211系GG編成は、211系とは名乗っていますが、性能上は事実上213系に近い編成です。211系は基本的に2両1ユニットでモーターを組みます。しかし、GG編成は1両の単独モハの編成となっており、この点が他の211系との大きな違いです。213系と同等の足回りの編成とすることで、単独モハとして落成させた、211系と213系の中間のような編成がGG編成です。JR東日本に残っている211系などとは少し違う、面白い編成です。
このように1M1Tで、3ドアという地方鉄道にもなかなか良いと見られる211系GG編成ですが、現在の所譲渡の動きはありませんね。一応、現時点で残っている4編成以外にも、既に廃車回送が行われているGG3,GG4編成については電留線に置かれたままになっており、他のGG1,GG2,GG7編成については解体場の方に移されているようです。このことから、現時点でまだ譲渡の可能性が無いとは言い切れない編成はGG3~GG6,GG9,GG8編成の6編成なのかなと思われます。SS,LL編成の三岐鉄道譲渡の際も突然でしたので、またあっと驚く譲渡があるかもしれませんが、現時点では譲渡の動きは無いということになっています。今後、どこかに譲渡されることはあるのでしょうかね?2両20mの地方鉄道…岳南(20m車導入を公表)、大井川、上信、流鉄、養老、えちぜんあたり…?どこも微妙ですね(笑)あまり期待はできないのかなと思いますが、どうなるでしょう。
最期の活躍が続く211系6000番台GG編成。最後に乗れてよかったです。
ちなみに、来年度で315系の導入は完了します。そのため、213系,311系は来年で引退することになりますが、こちらの動きも気になる所ですね。211系に限らず、JR東海の界磁添加励磁制御も消滅間近です。
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