こんにちは!
今回はJR東日本のワンマン運転に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、中央・総武緩行線が2027年春よりワンマン運転をスタートするということを記事にしました。
https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250924_ho04.pdf
こちらのプレスリリースで公表されています。こちらのプレス、ワンマン路線は中央・総武緩行線だけでなく、京浜東北線でも行われることが発表されています。しかし、京浜東北線の場合、中央・総武緩行線のワンマンと異なり、全線ではなく一部区間のみとなっています。京浜東北線でワンマン運転が行われるのは、南浦和~大宮間及び蒲田~大船間です。南浦和や蒲田はそれぞれ乗務員交代が行われる駅ですので、こちらを境にするということですね。つまり、都心区間となる南浦和~蒲田間は引き続き車掌が乗務することになります。いったいこれは?ということですね。
京浜東北線 E233系1000番台
おそらくこの対応は、まずは準備の整った都心から離れた区間から始めようということであり、いずれは都心でもワンマン運転が始まるでしょうね。要するに都心がワンマン区間から外されたのではなく、段階的なワンマン化という判断がされたのだろうと思います。
段階的なワンマン運転というのは、常磐線において先例があります。常磐線ではワンマン運転は、2023年春改正からまずは水戸~いわき間のみで始め、1年後の2024年春改正から土浦~いわき間、いわき~原ノ町間も追加され、2024年春改正から土浦~原ノ町間通しでワンマン運転が行われることになりました。なぜ分けたのか?といいますと、E531系の改造の関係です。E531系の付属編成の改造は2023年度いっぱいまで行われた為、2023年春時点で土浦以北全線に拡大できるほど、改造が追い付いていなかったわけです。また、いわき~原ノ町間からではなく、水戸~いわき間からスタートしたのは、運行本数の関係(運行本数の少ないエリアよりも多いエリアから始まる方が人員削減を行いやすい)や東日本大震災の関係などがあったのだろうと思います。
それでは京浜東北線は改造が追い付いてないのか?と考えると、車両側はおそらく2027年春までに追いつかせるだろうと思いますが、ホームドアが間に合わない可能性があるのでしょう。現在、東十条(中線)、浜松町、田町、蒲田(2・3番線)にはホームドアがない上に、2025年度の設置予定ありません。2028年度までの整備駅になっています。東十条と蒲田は設置できるとして、浜松町と田町は設置できない可能性があります。羽田空港アクセス線開業絡みで改良工事が行われているためですね。おそらくこの関係で2027年度までにホームドアを設置できない可能性があるのだろうと思います。そのため、まずは見送りになったのでしょうね。
それでは南浦和~蒲田間のワンマン運転はいつ頃になるのか?ということですが、まずは2030年度までに行われる予定であることは公表されています。そのため、2030年度までには始まりそうです。また、2028年度までには浜松町・田町もホームドアが付きますので、2028年春or2029年春という可能性が高いのではないかと思います。ちなみに、山手線も現在ホームドアが付いていない渋谷や新宿にも2028年度までに設置予定ですので、この段階でワンマン運転ができることになります。おそらくですが、京浜東北線の都心区間と山手線のワンマン運転は同時に行うことになる可能性があるのではないでしょうかね?そのようになるような気がします。
今回は京浜東北線の都心におけるワンマン排除について考えてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!