18000系導入完了後も離脱しないメトロ8000系 「メトロのハエ28化」するのか?


こんにちは!
今回は東京メトロ8000系に関する記事です。
東京メトロでは半蔵門線に18000系を導入することにより、8000系の置き換えを進めていましたが、2025年度を以て18000系の導入は完了しました。8000系と同数の19編成が導入完了したため、8000系は完全引退する…と見られていましたが、現在も8109Fと8116Fの2編成が引き続き運用に就いているという状況が続いています。これは一体なぜなのか、そしていつまで残るのかについて考えてみたいと思います。

8000系が引退しない理由は?

まずは8000系がなぜ引退しないのか?ということを考えてみたいと思います。その理由の一つが昨年の東急田園都市線の脱線事故の影響、そしてもう一つが08系のB修繕工事が始まったこと、この二つが影響しているのではないか?と考えます。
まず、昨年に東急で発生した脱線事故の影響で、東急車は2編成が使用不能状態となっています。このことにより、昨年以降、メトロ車による東急運用の1運用分の代走が行われています。今年の改正で東急運用が1運用減ったことで、常時の代走は終了するのではないか?と予想していましたが、改正以降も代走は続いているようです。(なお、昨年までは45K運用の代走が行われていましたが、改正で45Kが消滅したことで、28K運用に変更となりました。) そもそも現在、半蔵門線用のメトロ車は18000系が19編成、08系が6編成、8000系が2編成で合計27編成配置されているのに対し、22運用が設定されているので、予備は5です。ここに東急代走が1運用存在しますので、予備は4となっています。
しかし、更に、メトロでは08系のB修繕工事が始まりました。現在、08‐101FがB修の為の新木場に入場しています。B修繕は今後数年単位で続いていきますので、しばらく稼動可能編成がマイナス1の26編成となります。そのため、稼働可能編成は8000系含めて予備3というような状況が続いていくと思われます。東急代走+08系B修が重なっている為、ここで8000系を2編成共に廃車にしてしまうと、予備1という、東急もメトロも通常よりも予備が少ない状況になってしまうために、8000系が残留しているものと思われます。ちなみに18000系導入前の半蔵門線の予備は3予備でしたので、8000系2編成を残して初めて、通常通りの予備数が配置されていることになります。そのため、8000系を2編成とも廃車にすることは現段階では難しく、可能でも1編成の廃車に留まるのではないでしょうか。ただ、年度をまたいでも、この予備数を維持しましたので、しばらくは2編成共に残留するのが続くのではないか?と予想しますが、どうなるでしょう。

メトロ8000系

いつまで残り続けるのか?

それでは8000系はいつまで残るのか?ということを考えてみたいと思います。8000系の一つのターニングポイントが今年の改正かな?と思っておりましたが、メトロ代走は続き、2編成とも離脱しませんでしたので、しばらくは動きはないと見る方が妥当なのかなと思うところです。次に動きがあるとするならば、①東急脱線当該の復帰時期、②08系B修完了時期、③2028年度のCBTC導入時期、この3つのタイミングのどこかで廃車になるのではないか?と予想します。この中からどれが先に来るのかによって、引退の理由は変わってくるのかなと思います。ただ、CBTCが始まるのが2028年度ということは決まっており、8000系はこれに対応していませんので、ここまでには引退するのは確実でしょう。場合によっては、かつてのJR東日本の205系ハエ28編成や、都営5300形の5320Fのように、数年単位で予備車として残る可能性もあるのではないか?と予想しますが、どうでしょうね。

今回は8000系に関する記事でした。やはり東急の事故当該車両が復帰しないと、8000系の引退は難しいのではないか?と思っています。本来なら、2022年度で完全引退予定だった8000系ですが、コロナの影響で延期となり、さらに東急脱線で延期になり、ついに2026年度に突入しました。思わぬ延命が続いており、なかなか面白いなと思うところですね。
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