
こんにちは!
今回はE3系新幹線に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、E3系L70編成が新潟新幹線車両センターに入場し、そしてしばらく経った後、解体線へ移動したことが判明しました。
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E3系L70編成については、今年3月の労働組合資料において、荷物新幹線に改造される予定であることが判明していました。
http://www.jreu.or.jp/wp-content/uploads/2025/03/6aa6172ff95f992e1059c4213d38e0d3.pdf
ところが、新潟で解体と見られる動きが出てきています。L70編成を荷物新幹線に改造する計画は一体どうなったのでしょうか?

E3系
この答えについては、恐らく改造対象編成が変更されたものと思われます。これは検査状況を見るとはっきりするのかなと思われます。
E3系は荷物新幹線計画が今年の春に出たことにより、2025年1月に打ち出されていた2025年度のE3系の検査計画が変更になっています。2025年1月時点では、2025年度にはE3系は1編成に全般検査、1編成に台車検査を通す予定でした。全般検査については、インド新幹線に譲渡されるL67編成です。ところが、2025年3月に、荷物新幹線を2025年秋頃に誕生される計画が発表され、その対象がL70編成と明記されたと同時に、台車検査対象編成が1編成増加しました。この増加分の台車検査の対象編成については、名言されていないものの、記述から推測するにL70編成というのがほぼ確定的な状況でした。
それでは今年度の実際の台車検査がどうなったのか?ということを見ていくと、まず今年度の初頭の4月にL68編成が台検に通りました。残りの編成はL70編成…かと思いきや、8月にL69編成が検査に通りました。なんとL70編成ではなかったのですね。おそらく、この時点でL69編成に台検を通した際に、改造対象からL70編成は外されたのではないか?と推測してみます。
それではなぜL69編成に台検を通したのでしょう?これはおそらくE8系故障の影響と思われます。今年の夏はE8系の故障により、山形新幹線区間を出禁になるという出来事がありました。8月1日には復帰しましたが、その後も故障対象編成が運用に就くことができない状況が続いており、夏の臨時列車など、車両不足気味でした。そんな中でL69編成は夏ごろに台検が切れる予定でした。このタイミングでE3系の廃車を出すことはできないということで、L69編成に台検を急遽通したのではないか?と思われます。そうなると、数か月後に検査が切れる予定であったL70編成の枠が追い出されたことになりますから、L70は検査を通さずにそのまま廃車になったと、こういった可能性があるのではないか?と思うところです。おそらくL70は秋ごろに台検切れで検査が切れる時の入場と同時に荷物新幹線に改造予定だったのでしょうね。だからこそ、秋頃誕生と言われていたのだろうと思います。ただ、実際はL69編成に夏に台検を通し、こちらは現在も現役。またL70とL71の検切れ連続離脱でしばらく運用を外れることも出来ず、荷物新幹線は延期になったのだろうと思います。故障したE8系G10,G12が復帰すれば余裕が出るでしょうし、年内にE3系は引退予定とのことですから、今年度台検を通したL68かL69に年内か年明けごろには改造が始まる可能性が高いのではないか?と思うところです。
今回は荷物新幹線に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!