
こんにちは!
今回は過去の忘備録を書いていきたいと思います。
いわゆるチビロクと呼ばれるDD16。DD16は1970年代にローカル線向けに導入されましたが、貨物などの廃止により、多くの車両が用途を失い、国鉄分割民営化前に多数の車両が廃車となりました。DD16は65両製造されたものの、JRには車籍を有した状態では10両しか継承されないというなかなか不幸な形式です。そんな中でも、JR後も生き残った車両については、比較的長く残った車両も存在し、JRの中で最も長く残った車両としてはDD16 11号機で、こちらは2021年まで残りました。私鉄も含めると、2007年にJR東日本から譲渡された八戸臨海鉄道のDD16 303号機は2023年頃まで現役でした。このように車両によって廃車時期が大きく異なる形式でした。
基本的には車籍を有した状態でJRに継承された車両ばかりですが、一部車籍を抜いた状態で継承された車両も存在します。工場などでの構内入れ替え用としてですね。籍を抜かれた状態で継承されたのは小倉用、大宮用、苗穂用です。これらの車両たちは構内入れ替え用として継承されましたが、基本的には2000年代前半頃までに解体もしくは譲渡される車両が多くなっていました。しかし、2010年代後半まで生き残り続けた車両も存在します。その車両というのがDD16 43号機です。

DD16 43
このDD16 43号機は国鉄最終日の1987年3月31日に除籍され、JRとして籍を持ったことはありません。しかし、JRになってからも小倉工場で入れ替え用として使われた車両です。この車両の除籍後の活躍期間は非常に長く、2018年まで活躍しました。1987~2018年ですから、30年以上にも渡り籍の無い入れ替え用として使われたということで、その期間は籍を有していた期間を優に超えます。ちなみに、同じような形で、分轄民営化の際、入れ替え用としてDD16 42も継承されました。しかし、こちらは2000年直前に廃車となったDD16 62を転用させたことにより、42号機は2000年直前に解体されました。そして42号機を置き換えた62号機も2000年代前半に解体されました。しかし、43号機だけは2018年まで残ったということで、幸運だったのでしょうね。
2015年にJR西日本でDD16 304が廃車となった後、籍を有する現役の車両はJR東日本のDD16 11と八戸臨海鉄道のDD16 303のみとなりました。しかし、その裏で小倉工場ではひっそりとDD16 43も活躍していたということで、面白い車両だったのではないかなと思います。
今後のDD16ですが、八戸臨海鉄道のDD16 303が引退したため、全車両引退なのかな…と思っていたところ、2012年に鉄道総研から若桜鉄道に譲渡されたDD16 7号機が2027年度以降に観光列車として使われる予定であることが報じされました。DD16の活躍はもうしばらく見ることができそうです。
今回は小倉のDD16 43号機に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!