
こんにちは!
今回はJR九州に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日、JR九州が2025年3月期決算説明会の資料を公表しました。昨年度の決算が書かれている他、今年度以降の設備投資計画も記載されており、事実上の設備投資計画の公表です。今回はそんな設備投資計画から読み取れる今後の車両動向について見ていきたいと思います。
今年度の計画
まずは今年度の車両計画についてです。今年度の施策には以下のようなものが記載されています。
N700系車両改造
YC1系車両新製
813系リニューアル工事
いよいよ811系リニューアル工事の文字が消されましたよ!実際は2027年度まで行うのですが、もう10年ほどこの計画を記載している上、813系のロング化も始まったため、記載を消したのでしょう。811系のリニューアルももう1桁で終わりですからね。今年度に行われる813系のリニューアルというのは、現在進行中のロングシート化改造のことであると思われます。JR九州はロング化改造を正式にリニューアルと呼んでいますからね。少なくともロング改造が完了する2028年度近くまでは機器更新を含む、大規模更新というのは行わない可能性高いと思われます。。なお、昨年6月の有価証券報告書によれば、813系のリニューアルは2038年まで続く予定になっていますので、ロング化完了、もしくは811系のリニューアルが完了次第、813系の大規模更新も始まってくると思われます。YC1系の新造は例年通りですね。
そして気になるのはN700系車両改造という文字です。JR九州保有のN700系といえば九州新幹線用の車両がありますが、こちらの車両になんらかの改造を行うことになるのでしょうか?西日本のN700系が短編成化が行われていますが、こちらに機器更新が行われた様子はないので、おそらく機器更新ではないと思いますが、どんな改造を行うのか気になる所です。

813系
長期計画
続いて、長期計画を見ていきたいと思います。主に車両関係の今後の計上費用をまとめて見たいと思います。
【次世代車両の新製(2024~2030年度)】
2024年度:15億円
2025~2027年度:10億円
2028~2030年度:100億円【既存車両の改造(2024~2030年度)】
2024年度:20億円
2025~2027年度:60億円
2028~2030年度:30億円
このようになっています。
まず、既存車両の改造という項目は811系と813系のリニューアルが含まれているはずですね。2025~2027年度までは811系更新と813系ロング化が並行して行われるため、これだけの数字になっているのだろうと思われます。一方、2028年度以降は813系の更新だけに専念し、更にロング化完了以降の813系の更新は既にロング化が済んでいることから、更新内容が減ることもあり、投資額は半減ということになるのだろうと思われます。これからちまちまちまちま2038年まで更新を続けていくのでしょうね。
そして2028年度以降の新造車両ですよね。3か年で100億が計上されています。これはなんでしょうね?ちなみに821系は10編成製造されましたが、こちらが大体50億円程度でした。821系の単価ならば、大体20編成、60両程度作ることができるレベルの数字なのかなと思われます。100億円程度の予算があれば、415系1500番台の置き換えが出来るか出来ないか、微妙な数字というような気がします。車両製造費が高騰していれば、微妙に足りない数字かもしれません。2028年度には415系1500番台も全車両が車齢40年超えです。415系鋼製車も大体40年超えぐらいのころに置き換えられましたので、1500番台もこのころに置き換えられてもおかしくはないのかなと思います。もしくは、783系などの特急型を置き換える可能性というのも無きにしも非ずかなというような気はします。
ただ、これ以外にもキハ40系列、103系など国鉄型は多数残っていますので、例えばキハ40を置き換えるとなれば、それで100億円ぐらいは使い切ってしまいそうな数字です。各地にまだまだ多数残っていますからね。こういったことを考えると、100億程度では、そこまで大規模な車両置換ということにはならず、一部形式を置き換えていくということになるのかなという気はします。ただ、これはあくまでも2030年までの数字です。現在のJR九州の置き換えるべき車両が溜まっている現状を考えると、2031年度以降も新造車両の導入は続いていくことになるだろうとは思います。導入を続けていかないと、置き換え対象がたまり、さすがに洒落にならないレベルになると思います(笑)
このようなところでしょうか。少なくとも2030年までの100億円では、特定形式の置き換えに着手するようなレベルになるのかなという気はしますね。その候補としては、415系、キハ40、JR初期特急あたりの中から選ばれることになるのではないかと思われます。
JR九州の今後の車両導入はどうなっていくのか、一つ注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!